足立朝日

2024年漫才新人大賞 「わらふぢなるお」が大賞獲得

掲載:2024年3月5日号
 「2024年漫才新人大賞」の予選・決勝戦が2月23日(金・祝)、日暮里サニーホールで開催された。
 中島和彦(コンパス)の軽妙な司会で幕を開け、全31組が鍛え込んだ話芸バトルを展開。その結果、「2世代ターボ」「マッハスピード豪速球」「わらふぢなるお」「ぽーくちょっぷ」の4組と、客席投票で選ばれた「アマレス兄弟」が予選を通過した。
 5組による大熱演・大舌鋒の闘いの結果、「わらふぢなるお」が大賞を射止めた。審査員はユウキロック・塙宣之・宮田陽・セイワ太一各氏。
 優勝カップを手にした2人は弾む想いを語った。「賞レースには縁がなかったので、肩書ができて本当にうれしい! 誇りに思う。もともとコントをやっていて、これからは漫才を中心にやろうと決めて漫才協会に。そして1年、紆余曲折はあったが、今回初めて出場して大賞を取れて、挑戦をして本当に良かった! これを機に、多くの皆さんに僕たちを好きになってもらえたら」
 同協会の塙会長(ナイツ)は、「予選も本選もとても良かった! この会場が東洋館であるとイメージして審査していたので、そこで受ける漫才だと思った。軽いテクニックではなく、深く考えてのテクニックであることを評価した」。
 3月の東洋館には「わらふぢなるお」も登場! スケジュールは「漫才協会」で検索を。3月7日(木)には、かめありリリオホールで行われる「かめあり亭特別号 Let’s笑タイム 漫才まつり!」にも出演する(午後6時30分開演。料金4000円、チケットTEL5680・3333)。
 なお、現在、塙会長初監督の映画「漫才協会THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々」が角川シネマ有楽町ほか全国でロードショー。塙会長はじめ、漫才協会に所属する芸人一同の想いは「まずは東洋館に来て、僕たちを観てほしい!」。
 とにかく東洋館は面白い!

写真/(左から)三浦昌朗副会長、塙会長、
「わらふぢなるお」(左=口笛なるお/
右=ふぢわら)、宮田副会長