足立朝日

　都の商店街デジタル化推進補助金を活用して、関三通り、千代田、梅島駅前通り、花保の区内４商店街が、それぞれ商店街アプリを作製。お得な情報満載のアプリをダウンロードして買い物に出かけよう。

◆デジタル化の波に乗って
　今や買い物する時にはスマートフォンでクーポンを使ったり、ポイントを貯めたり、支払いまでするのが当たり前になってきた。
　そんな時代の中、関三通り商店街の豊田宏理事長（53）が都の「商店街デジタル化推進事業補助金」の存在を知り、「これを使って商店街のアプリを作れば、たくさんの消費者に商店街を知ってもらえるんじゃないか」と昨年４月から動き出した。
　全国的にも専用アプリのある商店街は珍しく、この話を他の商店街理事長にしたところ、千代田、梅島駅前通り、花保の商店街も「うちも商店街アプリが欲しい」となり、４商店街がそれぞれ作ることになった。
◆お得な情報をリアルタイムに提供
　４商店街のアプリは、スマートフォンやタブレットで３月からダウンロードが出来るようになった。
　アプリの内容は、加盟店の営業時間や住所、電話番号情報、各店の新商品やタイムセール情報、日曜や祭日に行うイベント情報、お得なクーポン、スタンプ機能を使って貯まったスタンプを商店街商品券と交換できるサービスなど。特にタイムセール情報は食品ロスを減らしたい店にとってはもちろん、少しでも安価に商品を買い求めたい客にとっても、リアルタイムで互いに情報共有できるうれしい機能だ。
　「商店街を身近に感じてもらいたいと作ったアプリです。ぜひダウンロードして商店街へ買い物に来てください」と豊田理事長。

写真／「商店街アプリのダウンロード
お願いします」と豊田理事長



関三通り商店街



千代田商店街



梅島駅前通り商店街



花保商店会