足立朝日

おかだ兄弟 弾き語りコンサート

掲載:2008年4月5日号
◆◇あたたかく澄んだ歌声が心を癒す
おかだ兄弟 弾き語りコンサート

 区役所1階ロビーで3月12日、ピアノとアコースティックギターの弾き語りによるコンサートが開かれた。
 澄んだハーモニーを響かせたのは「Family~おかだ兄弟」。ピアノ担当の兄・健太郎さんとギター担当の弟・和宏さんの兄弟デュオだ。滋賀出身の二人は上京後昨年までの4年間、足立区扇で過ごした。現在は健太郎さんは区外、和宏さんは地元に戻り、東京と滋賀を拠点に活動。今でも興本地域学習センターで月に1~2回、コンサートを開いている。
  二人は足を止めて聴き入る来庁者たちの前で、「ふるさと」「夕焼け小焼け」などのほか、オリジナル曲を披露。失われつつあるふるさとや家族の絆などの大切さを綴った歌は、あたたかい。
 健太郎さんは扇に住んでいた頃、ご近所付き合いが残っていることに驚き、東京は怖いというイメージが覆されたという。「足立区には都会の中でわずらわしいと避けられてきたものが残っている。そういうところが大切にされていけばいいなと思う」と話す。4月13日、日暮里・舎人ライナー開業イベントに出演予定。


兄の健太郎さん(右)と弟の和宏さん