足立朝日

　津軽三味線演奏家として活躍中の沢目兄弟（足立区在住）の弟・真宙さん（10）が４月７日、浅草公会堂で開催された「第27回津軽三味線コンクール全国大会」（主催:公益財団法人 日本民謡協会）小学生の部で「優勝」に輝いた。
　昨年の全国大会で「準優勝」した真宙さんは、「来年は絶対に優勝する！」という強い思いで１年間休まず練習。登校前の動画を母親（民謡歌手・小山みつなさん）のインスタに載せて、視聴者から届く応援メッセージを励みに努力を重ねてきた。２月に開かれた「第21回全国津軽三味線コンクール大阪大会」（主催:青森県郷土芸能協会）では成果を発揮し、初級の部で「優勝」した。
　その実績をもって出場した今回の全国大会は、音源審査を突破した８人による演奏「津軽じょんから節」の熱き闘いが展開され、まさに有言実行の真宙さんが全国を制覇。
　津軽三味線演奏家「吉田兄弟」の吉田良一郎氏のもとで研鑽を積んでいる真宙さんの感想と抱負はパワフルだ。「『よっしゃー！』とやりきった達成感と『先生、皆さんありがとう』という感謝の気持ちでいっぱい！　この先も結果を出して、皆さんに元気になってもらえるような演奏と活躍が出来るように頑張ります！」。ＹｏｕＴｕｂｅ「ひろくんの民謡ばんざい」（末尾ＱＲコード）で、その姿を見ることができる。

写真上／優勝を喜ぶ真宙さん
下／「ひろくんの民謡ばんざい」