足立朝日

大賀ハスがまもなく見頃を迎える 「堀之内公園周辺」をお散歩

掲載:2024年6月5日号
 6月上旬から7月末まで咲く大賀ハス。区内では桑袋ビオトープ公園とともに堀之内公園が名所のひとつだ。今回は「堀之内公園周辺」をお散歩してみよう。

A花言葉は「清らかな心」
 東京都下水道局熊の木ポンプ場の西側にある「足立堀之内公園」(堀之内2-1-1)。ここには約300㎡のハス池があり、6月上旬~7月下旬にかけて大賀ハスが淡いピンクの清楚で可憐な花を咲かせる。
 そもそも大賀ハスは、昭和26年(1951)に千葉市検見川の東京大学厚生農場(現在の東大検見川総合運動場)で、故大賀一郎博士らの手により推定2000年前のハスの実が発見され、その花を見事に咲かせることに成功したことから「大賀ハス」と名付けられた。
 堀之内公園の「大賀ハス」は、平成9年(1997)に千葉公園より寄贈・分植され、大切に育てられてきたもの。ハスは早朝から咲き始め、午前中から午後にかけて閉じていくため見に行く時間に注意が必要。
 池には水車もあり、涼しさを感じることも出来る。暑くなって来たこの時期にふさわしい場所だ。
【メモ】大賀ハスは、桑袋ビオトープ公園(花畑8-2-2、TEL3884・1021)でも見ることが出来る。
【問合せ】TEL3880・5918西部道路公園維持課
【交通】「北千住駅西口」からはるかぜ11号「堀之内・椿循環」で「堀之内公園前」下車すぐ
B住宅街にある厚焼玉子専門店
 鳩ケ谷街道と熊の木ポンプ場の間に挟まれた住宅街に厚焼玉子の旗を発見。厚焼玉子専門店「玉卵屋」(江北3-42-2、TEL070・6645・4591)は、1年半前にオープンしたお店だ。
 前職で厚焼玉子を焼いていた店主が始めた同店の玉子焼きは、濃厚な味わいと濃い甘みが特徴の青森県産の玉子を使用。コンセプトは「冷めてもおいしい出汁たっぷりの玉子焼き」。
 焼くための調理器具は、料理人の間でも評判の高い中村銅器製作所(梅田3丁目)の銅製の玉子焼鍋を使う。「熱伝導が良いので、やわらかく、しっとりした感じに焼ける」と店主。
 醤油出汁で、ほどよい甘さと塩味があり、そのまま食べても良し、パンに挟んで玉子サンドにして食べるのも良い。
 値段は、小パックが400円、大パックが780円、1折(贈答用)が900円。予約なしでも購入可能だが、数量限定のため前日に予約がオススメ。
 また、月に1回扇3丁目で出張販売会も実施している。詳しくは、同店のインスタグラムでチェック。
※表示価格は全て税込み。
★「足立朝日見た」で6月末まで10%オフ。
【営業時間】正午~午後7時(ラストオーダーは6時)、水日祝定休
【交通】江北駅からバス王子駅前行きで「椿二丁目」下車徒歩約5分
C話題沸騰中「沿線グラス」
 皆さんは「沿線グラス」という商品をご存知だろうか? その名の通り、電車の路線と駅名が印刷されたグラスで、「自分が毎日通勤(通学)で利用する駅名が印刷されていて、親近感がある」、「引っ越した友人に沿線グラスをお土産に送ったら、懐かしさで話が盛り上がった」など、地元愛の強い人たちに今話題沸騰中の商品だ。
 この沿線グラスを作ったのは、どんな曲面でも小さなスペースでも印刷できる「パッド印刷」という技術を持つ「㈱安心堂」(江北3-21-6、TEL3896・6181)。
 始まりは、草加にある「野菜とお酒のバル スバル」からお店で使いたいから草加と北千住を結ぶ沿線グラスを作って欲しいという依頼だった。その後、お店で使っていたものを欲しいという人たちが増え、同店で売り出すとあっという間に話題になり、現在では25種類の沿線グラスが誕生した。
 区内では同社での直売(事前に在庫確認の連絡がオススメ)のほか、千住3丁目のアンテナショップ「結-musubu-」や千住龍田町の「Tama Coffee Roaster」などでも販売している。価格はどれも1個税込1980円。
 同社の丸山有子社長は「オリジナルの沿線グラスを作りたい場合は、36個からの注文で受付け可能なので、ご相談ください」と話す。
★「足立朝日を見た」で6月末までギフトボックスプレゼント
【営業時間】午前9時~正午、午後1時~5時、土日祝定休
【交通】北千住駅からバス「鹿浜五丁目団地」行きで「東京女子医大足立医療センター前」下車徒歩約3分
D女子医大病院横にオープンした隠れ家的カフェ
 江北地区に2022年に出来た東京女子医大足立医療センターと同じ時期に、同病院横の路地を1本入った先にオープンした「カフェ珈音」(江北4-6-12、TEL080・9808・2866)。
 同店は路地裏にあるため、車や人通りも少なく落ち着いた雰囲気で食事を楽しめる隠れ家的カフェだ。
 午前9時~11時のモーニングタイムでは、ハムエッグ、トースト、サラダ、ドリンクが付いた600円のモーニングセットで優雅な朝のひと時を。
 11時以降のランチタイムでは、手作りハンバーグ、生姜焼き、ナポリタン、ピラフ、ドライカレーなどがあり、いずれもサラダ、みそ汁付きのAセットが900円、それにドリンクが付いたBセットが1000円、さらにミニケーキが付いたCセットが1150円で食べられる。特にハンバーグは、ソースを和風、トマトソース、ガーリックソースと3種類から選べるのでお好みでどうぞ。また、お得な日替わりランチ(水曜日は休み)は、副菜、サラダ、みそ汁、ドリンクが付いて1100円~。
 予約すればお弁当販売も可能なので時間がない人などは、ぜひ利用を。その他、女子会やちょっとしたパーティーなど、貸し切りの相談も受付中。
★「足立朝日を見た」で6月末までランチドリンク(コーヒー、紅茶、ウーロン茶)もしくはミニケーキをサービス
【営業時間】午前9時~午後3時半、土日祝定休
【交通】北千住駅からバス「鹿浜五丁目団地」行きで「東京女子医大足立医療センター前」下車徒歩約1分

写真A①きれいなピンク色の花が咲く
A②ハス池には水車が回っている
B①出汁たっぷりの玉子焼き
B②住宅街の中にある店舗
C①沿線グラス
C②「地元愛の強い商品です」と丸山社長
D①トマトソースのハンバーグ
D②ピンクの建物が目印