足立朝日

潤徳学園 笑顔弾けた文化祭「うるおい祭」3年ぶり完全開催

掲載:2024年7月5日号
 潤徳女子高等学校(木村美和子校長)の「うるおい祭」が、6月15日(土)・16日(日)に開かれた。
 感染対策により昨年、一昨年は午前・午後の入れ替え制だったため、1日を通しての開催は3年ぶり。生徒の家族、OBや近隣の高校生など多くの来場者で賑わった。中学生以上の男性は、入場券申込制を採った。
 同校の文化祭は年2回あり、6月はクラブ部門。文科系クラブを中心とした28団体が展示・発表し、文化委員・生徒会本部役員が運営した。この日でクラブを引退する多くの3年生にとって、最高の花道となった。
 各教室では、お化け屋敷や縁日、手作り体験など趣向を凝らした展示や発表があり、来場者を歓迎する生徒たちの笑顔が弾けた。書道部の展示では、モニターで自分の書いた漢文の解説や、墨で固まった筆のほぐし方など役立つ情報も紹介。
 手話部は参加者に一つでも手話を覚えてほしいと、クイズを取り入れた展示のほか、手話劇も上演。コロナ禍で過ごした学校生活と、それによって得た気づきが劇を通して語られた。
 体育館では吹奏楽部、演劇部、新体操部、ダンス部。琴部、合唱部が発表。グラウンドには区内外の14業者によるキッチンカーが並び、地域の人たちも気軽に訪れていた。
 9月には文化祭・クラス部門(1・2年生)を開催予定。

写真上/手話劇。モニターに字幕を表示して内容を伝える
中/グラウンドのキッチンカーも盛況
下/羊毛マスコット作りのワークショップ