足立朝日

ウィーンフィル聴衆を魅了

掲載:2008年4月20日号
◆◇ウィーンフィル聴衆を魅了 舎人第一小
 舎人第一小学校(森島良洋校長)の体育館で4月3日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の弦楽器奏者5人によるコンサートが開かれた。
 トヨタ自動車株式会社の芸術文化支援活動の一環「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」の、青少年のための特別プログラム「ふれあいコンサート」で、都内から2校が募って行われた。春休み平日の昼間だったが、約450人の児童や地域の人たちが集まった。
 モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やハイドンの「セレナード」、シュトラウスⅡ世の「ウィーン気質」など、アンコールを含めて7曲を演奏。美しい澄んだハーモニーが、体育館に響いた。 曲間にはコントラバス奏者のニーダハマー氏が、上手な日本語で曲名や由来を説明。聴衆は一流の音色に酔いしれ、贅沢な1時間を堪能した。
 児童を代表してブラスバンド部の6年生が、お礼の言葉と花束を贈呈した。トロンボーン担当の林美帆さんは「音がちゃんと出ていた」、パーカッション担当の高橋風花さんは「迫力があった」と、うれしそうに感想を話した。


美しい澄んだハーモニーが会場に響く