足立朝日

多国籍で盆踊り楽しむ 研修センターで納涼大会 千住東一丁目町会

掲載:2024年9月5日号
 千住東のAOTS東京研修センターで、8月3日(土)、納涼大会が開かれた。主催は千住東一丁目町会と(財)海外産業人材育成協会東京研修センター。
 同センターでは各国からの産業研修生が、生活しながら日本語や技術、文化などを学んでいる。納涼大会は毎年、同センターの中庭で開催されている一大イベント。午後5時から焼きそば、フランクフルト、飲み物などの出店が並び、地域の人たちも多数訪れ賑わった。
 やぐらを中心に盆踊りが行われ、町会の人たちに振付を教わった研修生たちも参加。氷川きよしの歌や東京音頭などおなじみの曲で、輪になって進みながら弾ける笑顔を見せていた。
 また、wingsチアダンススクールによるチアダンスと「千住太鼓」による和太鼓の演奏もあり、来場者たちは楽しそうに観覧。インドネシアからの研修生イツナーさんは、来日3カ月で日本語の日常会話をマスター。「楽しい。浴衣は涼しいです」とニッコリ。
 千住東一丁目町会は祭り、ラジオ体操などのほか、日本語ボランティアとしても研修生たちと交流。副会長の清水洋司さんは、「みんな、短期間で日本語ができるようになるので、本当にすごい」と研修生たちとのやりとりに目を細める。国籍を超えて一体となって祭りを楽しむ熱気あふれる場を、今後も続けて行く。

写真/日本人も海外研修生も輪になって盆踊り