足立朝日

江戸から続く千住の文化 古民家に100個の地口あんどん

掲載:2024年9月5日号
 「千住 地口あんどん 夏祭り」が8月24日(土)・25日(日)、「(仮称)コーミンカン!」(千住旭町37-5)で行われた。
 地口とは言葉遊びのことで、それに絵をつけ描いたものが地口あんどん。街並みを保存する活動をしている「千住いえまち」(鶴巻俊治会長)では、千住で江戸時代から続くこの文化を広く伝え残したいと、地口あんどんプロジェクトを実施。千住に200個の地口あんどんをつけるというもので、夏祭りはその一環。
 築80年の古民家をリノベーションした「(仮称)コーミンカン!」の室内の一面に、灯りの点いた地口あんどん100個が並び、懐かしさと賑やかなその様子は、まさに祭り。文字と絵は旧宿場町通りに江戸時代から続く絵馬屋が手掛けた。
 両日、切れ間なく多くの人が訪れ、子どもたちはあんどんを眺めながら、わたあめやスイカジュースなどを楽しんでいた。
※10月末まで地口あんどん謎解きラリーも開催中

写真/珍しい光景を楽しむ地元の小学生