◆◇子どもの未来をひらく
~金八先生・荒川からカンボジア~
東京未来大学(坂元昂学長)、区教育委員会、(財)区生涯学習振興公社の主催で、「子どもの未来をひらく~金八先生・荒川からカンボジア~」をテーマに講演会とパネルディスカッションが4月25日、生涯学習センターで開かれた。
講演は、ドラマ「3年B組金八先生」「翔ぶが如く」などの脚本家、小山内美江子・東京未来大学客員教授と同大名誉学長・多湖輝氏。
小山内氏は、教育困難な国で学校建設活動を行うJHP・学校をつくる会を設立するなどの活動をしている。講演では、79年の金八先生誕生にふれ、四半世紀の子どもと社会の移り変わりについて語った。当時の新聞に中学生の万引きや家出が掲載され、記事の向こうにもがいている子どもたちの姿が見えた。桜中学が河川敷にある意味は、子どもたちが思いきり騒げる雰囲気がほしかったことと、受験戦争をテーマとした時、カンボジアのポルポト政権下で虐殺が行われていた時代、荒川の流れと続く海の先には本当の戦争で過酷な状況で生きている子どもたちがいることを忘れないでほしいということを伝えたかったと話した。
多湖氏は21世紀の子どもたちをテーマに、服装や言葉が乱れただけで社会は変わる。秩序やルール、日本の伝統的な凛とした文化を守り、子どもたちにカンボジアの学校建設や四国のお遍路さんなどの、ハードな体験が生きていく力に必要なのではと語った。
パネルディスカッションでは近藤やよい区長も交えて、「子どもたちの未来をひらく」について話し合われた。区長は区の最優先施策を「子ども支援」とし、「未来を拓くカギは教育、公の中での多様な展開をして、生きる力を育みたい。お話に励まされました」と話した。
小山内氏は会場に多数来ていた未来大学の学生らに、一緒にカンボジアに行こうと呼びかけ、日本とカンボジアとどちらが豊かなのかと問いかけた。多湖氏は、世界事情の見識を深め、自分に責任を持ち、社会にどのように貢献できるかを考えてほしいとした。

左から多湖氏、小山内氏、近藤区長
~金八先生・荒川からカンボジア~
東京未来大学(坂元昂学長)、区教育委員会、(財)区生涯学習振興公社の主催で、「子どもの未来をひらく~金八先生・荒川からカンボジア~」をテーマに講演会とパネルディスカッションが4月25日、生涯学習センターで開かれた。
講演は、ドラマ「3年B組金八先生」「翔ぶが如く」などの脚本家、小山内美江子・東京未来大学客員教授と同大名誉学長・多湖輝氏。
小山内氏は、教育困難な国で学校建設活動を行うJHP・学校をつくる会を設立するなどの活動をしている。講演では、79年の金八先生誕生にふれ、四半世紀の子どもと社会の移り変わりについて語った。当時の新聞に中学生の万引きや家出が掲載され、記事の向こうにもがいている子どもたちの姿が見えた。桜中学が河川敷にある意味は、子どもたちが思いきり騒げる雰囲気がほしかったことと、受験戦争をテーマとした時、カンボジアのポルポト政権下で虐殺が行われていた時代、荒川の流れと続く海の先には本当の戦争で過酷な状況で生きている子どもたちがいることを忘れないでほしいということを伝えたかったと話した。
多湖氏は21世紀の子どもたちをテーマに、服装や言葉が乱れただけで社会は変わる。秩序やルール、日本の伝統的な凛とした文化を守り、子どもたちにカンボジアの学校建設や四国のお遍路さんなどの、ハードな体験が生きていく力に必要なのではと語った。
パネルディスカッションでは近藤やよい区長も交えて、「子どもたちの未来をひらく」について話し合われた。区長は区の最優先施策を「子ども支援」とし、「未来を拓くカギは教育、公の中での多様な展開をして、生きる力を育みたい。お話に励まされました」と話した。
小山内氏は会場に多数来ていた未来大学の学生らに、一緒にカンボジアに行こうと呼びかけ、日本とカンボジアとどちらが豊かなのかと問いかけた。多湖氏は、世界事情の見識を深め、自分に責任を持ち、社会にどのように貢献できるかを考えてほしいとした。

左から多湖氏、小山内氏、近藤区長