足立朝日

再開発協議会 綾瀬の街おこし講演も

掲載:2008年6月5日号
◆◇再開発協議会 綾瀬の街おこし講演も
 足立区総合再開発協議会(小菅茂会長)の平成20年度の定時総会が5月19日、区勤労福祉会館(プルミエ)で開かれた。
 第一部の特別講演会は、綾瀬新撰組研究会の増田光明氏が登壇。小菅会長から「他からの借り物でなく、自前でできる街おこし」の相談を受け、「綾瀬の街おこしについて~新撰組と綾瀬のかかわり~」をテーマに語った。
 五兵衛新田(現在の綾瀬四丁目)の金子邸には、新撰組局長の近藤勇らが駐屯したという史実がある。近年見つかった詳しい資料をもとに、増田氏は近藤の行動の謎を分析。綾瀬滞在が新撰組史上、重要な意味があったことを突き止めて本を出版。商店街と協力し、新撰組のイベントを開くなど活動してきた。
 新撰組副長・土方歳三の生家があることをうまく観光に利用している日野市の例を挙げ、「せめて綾瀬駅を降りたところに、『近藤勇駐屯の地』の看板が欲しい」と、歴史を街おこしに活かすために、アピールの必要性を熱く訴えた。
  第2部の総会、第3部の懇親会と、スムーズに進行。再開発が一段落ついた今、区内に外から人を呼び込む政策の重要性を確認しあった。


自主製作のだんだら羽織を着て、熱く語る増田氏