足立朝日

　北千住に初のビジネスホテルが誕生する。宿場町通りのマコト電気跡地に完成間近の、「ＨＯＴＥＬ　ＣＯＣＯ．ＧＲＡＮＤ　ＫＩＴＡＳＥＮＪＵ（ホテル　ココ．グラン北千住）」。「親戚や友人が遊びに来ても、近くに泊まるところがない」と嘆いていた人には朗報だ。オープンは８月18日（月）予定。


ホテル完成予想図外観
　ホテル事業を行うのは、木本製菓株式会社（梅田六丁目・木本髙一朗社長）。同社は昭和28年に和菓子メーカーとして創業。２代目の髙一朗社長が洋風デザートに転換し、（株）ドンレミーとしてコンビニや大手スーパーなどに広く卸している。ホテル事業は既に高崎で展開済。
　ココグラン北千住（千住３―40―２）は８階
おしゃれで明るいこだわりの内装
建てで、全部屋数１００室（シングル84、ダブル14、ツイン２）。
　 「女性が泊まりやすいホテルを」と、ホテル事業部の女性たちが中心となって企画を出し、壁紙のデザインから照明まで、とことんこだわったという。
　中でも理想を追求したベッドは、お尻の部分が沈まないように、全身をゆったりと受け止めてくれる、ダブルクッションを使用。「やはり気持ちよく眠れることが一番大切。ペニンシュラクラスの上質のものを選んだ」と木本社長も胸を張る。
　 さらに全室マッサージチェアー付き。浴室のシャワーカーテンは体に張り付かないようにカーブさせるなど、女性ならではの配慮が随所に活かされている。
　 ビジネスホテルでは珍しい大浴場があるのも特長。男湯にはドライサウナ、女湯には岩盤浴の設備が付いている。１階にはテナントとして、ドンレミーのアウトレットが入る。
　 「仕事で北千住に来る人だけでなく、日常の疲れを癒しに来て欲しい」と木本社長は話す。