◆◇「東久邇宮記念賞」
発明に関することで人の役に立つ仕事をしてきた人に、推薦によって贈られる「東久邇宮(ひがしくじのみや)記念賞」を、今年足立区からは1人が受賞した。
深浦和男氏 ドラゴンテレビ
登録すれば誰でも無料で視聴できる、日本で唯一のアウトドア・スポーツ動画サイト「ドラゴンテレビ」。それを運営する株式会社東京ストリームの代表取締役を務めるのが、深浦和男さん(52歳・扇二丁目)だ。
本業の雑誌記者の仕事の傍ら06年に会社を設立し、東京芸術センタービルに事務所を構える。設立のきっかけは「自分が見たかった」。
多忙な日々の中で、時間を作って楽しむカヌーやフライフィッシングなどアウトドアスポーツは、深浦さんにとって「やっていなかったら潰れてしまう」という、リフレッシュのための大切なもの。
ところが、インターネットで楽しもうにも、動画は見つからない。情報が溢れるネット世界で、意外にも未開拓の分野だったことから、自分で作ることを思い立ち、足立区の創業プランコンテストに応募、初代の最優秀賞に輝いた。
半年前から映像の自主製作を開始。昨年10月、埼玉県加須で開かれた「クライミング・ワールドカップ2007」で映像部門を担当し、会場の大型スクリーンで上映、全世界にライブ配信したことで、一気にアクセス数が急増した。クライミングの大会の生の映像は希少で、それだけ求めている人が多かった。
「映像を編集し、音楽をつけることで、10の力が100の力を持つ」と、製作の楽しさを語る。広告費のみに収入を頼るサイト運営は厳しいが、動画製作を請け負うことで支えている。
休日には3人の子どもを連れて家族でキャンプを楽しむ深浦さんから見ると、「親の世代がちゃんと子どもを遊ばせていない」と言う。「30代のお父さんたちは、焚き火をやりたくてもやり方がわからない。そういうHOW TOものの動画もアップしていきたい」。 アウトドアと切り離せない環境問題にも、取り組んでいる。記者生活で培った取材力を活かし、風力発電の調整アドバイスなど、活動を広げていきたいと話す。
発明に関することで人の役に立つ仕事をしてきた人に、推薦によって贈られる「東久邇宮(ひがしくじのみや)記念賞」を、今年足立区からは1人が受賞した。
深浦和男氏 ドラゴンテレビ

本業の雑誌記者の仕事の傍ら06年に会社を設立し、東京芸術センタービルに事務所を構える。設立のきっかけは「自分が見たかった」。
多忙な日々の中で、時間を作って楽しむカヌーやフライフィッシングなどアウトドアスポーツは、深浦さんにとって「やっていなかったら潰れてしまう」という、リフレッシュのための大切なもの。
ところが、インターネットで楽しもうにも、動画は見つからない。情報が溢れるネット世界で、意外にも未開拓の分野だったことから、自分で作ることを思い立ち、足立区の創業プランコンテストに応募、初代の最優秀賞に輝いた。
半年前から映像の自主製作を開始。昨年10月、埼玉県加須で開かれた「クライミング・ワールドカップ2007」で映像部門を担当し、会場の大型スクリーンで上映、全世界にライブ配信したことで、一気にアクセス数が急増した。クライミングの大会の生の映像は希少で、それだけ求めている人が多かった。
「映像を編集し、音楽をつけることで、10の力が100の力を持つ」と、製作の楽しさを語る。広告費のみに収入を頼るサイト運営は厳しいが、動画製作を請け負うことで支えている。
休日には3人の子どもを連れて家族でキャンプを楽しむ深浦さんから見ると、「親の世代がちゃんと子どもを遊ばせていない」と言う。「30代のお父さんたちは、焚き火をやりたくてもやり方がわからない。そういうHOW TOものの動画もアップしていきたい」。 アウトドアと切り離せない環境問題にも、取り組んでいる。記者生活で培った取材力を活かし、風力発電の調整アドバイスなど、活動を広げていきたいと話す。