足立朝日

青年海外協力隊

掲載:2008年7月5日号
◆◇青年海外協力隊
松村さんと増田さん出発

 足立区から2人の青年海外協力隊員(JICA)が、6月23日派遣先に出発した。2人は都立足立養護学校養護教諭の村松渚さん(29)と、花畑第一小学校教諭の増田三恵子さん(28)。
 高校生の頃から協力隊を意識していたという村松さんは、フィジーの養護学校で得意なスポーツを中心に、職業訓練の準備としての作業を指導する。増田さんは大学時代に、海外旅行先で貧困などを目の当たりにしたことがきっかけで志願。セネガルで、日本での図工指導の経験を活かして、情操教育にあたる。
  出発目前の17日に、2人は協力隊の制服姿で区長を表敬訪問。自分も協力隊に入りたかったことがあるという近藤やよい区長は、「一生の財産になる。健康第一で頑張って」とエールを贈った。
 村上さんは「現地の方と触れ合うことで、個人や日本を知ってもらって、フィジーの文化を知りたい。帰国後はそれを教えることで、子どもたちの世界や価値観を広げてあげたい」、増田さんは「図工に夢中になっている子どもたちは、時々すごい(感性豊かな)ことを言う。それを深めていきたい。セネガルと花一小の子が交流できたら」と、それぞれ抱負を語った。


左から村松さん、区長、増田さん