足立朝日

土地や公園の由来知り郷土愛深めて

掲載:2008年7月5日号
◆◇土地や公園の由来知り郷土愛深めて
花しょうぶの話を聞く会法立寺

 見ごろを迎えたしょうぶ沼公園近くの法立寺(谷中二丁目)で6月13日、「花しょうぶの話を聞く会」が開かれた。同会(朝野文子会長)主催。
  土地や公園の由来を知ることで郷土愛を深めてほしいという、渡邉寶陽住職の発案で始まったもので7回目。
 ホールの報恩閣は、100人近い来場者で埋まった。会は3部構成。1部は元区産業計画会議委員、立正大学名誉教授で文学博士の、服部銈二郎氏が「人情と助け合いの街=足立区の環境とこれからの東京の発展」のテーマで講演。500年前の江戸の地図などを示し、江戸(東京)が日本全体の力を取り入れて発展してきた力のある世界都市であることなどを、ユーモアたっぷりに語った。


服部教授が江戸時代の地図で、都市の力を説明した
 2部は区土木部公園活用担当副参事の樋口恵一氏が、ハナショウブの系統や、しょうぶ沼公園のショウブが、堀切菖蒲園と地元からの寄贈によるなど、来歴を説明した。
  3部では足立区民合唱団のボイストレーナー・神田静子氏と、「ふじの山」「箱根八里」などを合唱。住職夫人・珠代さんのピアノの伴奏で、全員の元気な歌声が響いた。


神田氏(右)と一緒に合唱。演奏は珠代さん(左)