足立朝日

◆◇おいしい給食
モデル校視察　文科副大臣ら鹿浜西小へ

区 の「おいしい給食モデル校」の鹿浜西小学校（川崎康雄校長）を６月16日、池坊保子文部科学副大臣、太田昭宏衆議院議員、近藤やよい区長らが視察した。
足立区では今年度から食べ残しゼロを目指し「おいしい給食日本一」を掲げた事業をスタート。区独自の献立開発に向けて、小学校４校、中学校２校のモデル校が設置されている。一行は授業の視察後、４月に運用が始まったばかりのランチルームで、５年１組の児童24人と給食を試食した。
この日のメニューはエビグラパン、細切り野菜スープ、れんこんサラダ。子どもたちはお客さんたちの質問に答えながら、和気あいあい。好き嫌いのある友だちを励ます姿も。最後は大島みどり栄養士の指導で、学習用に用意されたスルメとケーキを食べ比べて、噛むことの大切さも学んだ。
文科省は米食週３回を推進しているが、都の実施平均は２・７日。調理室が狭い足立区では炊飯器が設置できないため、副菜調理用の回転釜を使い回すなどの工夫によって、都を上回る週２・８日を実現している。
副大臣は「現場の苦労が良く分かった。給食は美味しく栄養バランスも取れていて、子どもの健康づくりに頼もしい」と話し、区長や栄養士らと活発な意見交換がされた。


池坊副大臣（左から２人目）と楽しく給食