足立朝日

羅針盤 VOL.164

掲載:2025年5月5日号
 新緑の5月がやって来た。一年で一番いい季節の到来だ。
 この新聞が出る頃には、連休はあと少しになっているが、行楽には絶好の季節が続くだけに、オススメの場所のご紹介――。
 今回紹介する茨城県・奥久慈は、商業茶の北限。東京から車で約2時間半。水戸と郡山を結ぶJRのローカル線水郡線も走っている。大子町を中心として栽培される奥久慈茶は、その特有の品質と、低農薬栽培で全国のお茶ファンから注目を集めている。製茶工場を持つ約25軒のお茶農家の中でも、特に気を吐いているのが大子町佐貫にある「髙見園」だ。約37年前から、町おこしを兼ねて始めた「1坪オーナー制度」は、今年は県内外の約150人が登録する。
 8000円を払えば、3・3㎡の茶畑の期間付きオーナーになれて、難しい管理作業は園がやり、「成果」を受け取れる、という仕組み。5月末にはオーナー祭りがあって、お茶摘みが体験できる。
 お茶畑にはマイナスイオンがいっぱい。都会のストレス解消には絶好だ。温泉もある。そばもある、奥久慈軍鶏もある。興味のある方は、連絡してみては。TEL0295・78・0729髙見園。   (よ)