足立朝日

　東京メトロ北綾瀬駅前（北口）で工事が進められていた大型商業施設「三井ショッピングパーク　ららテラス北綾瀬」（谷中４-８-１）が、６月24日（火）にグランドオープンする。多数の来客が想定されている商業施設の情報を紹介。

　敷地面積約８７００㎡（約２６３０坪）、地上４階、地下１階で、都内初出店５店、区内初出店13店を含む51店舗（一部夏以降オープンあり）が入店する。
　駐車場は約２００台、駐輪場は約６００台停められるほか、店舗前は交通広場と北綾瀬駅直結のペデストリアンデッキも整備され、バスや電車でも来店しやすい商業施設になっている。
◆初出店を含む主な店舗
　１階はデイリーマーケットとして、足立区最大規模の「サミットストア」や都内初出店のペットショップ「ニャンラブ」、地元生産者が作ったパンやお弁当、和菓子を中心とした食のセレクトショップ「わくわく広場」などが出店。
　２階はフード＆セレクションとして、約５００席を備えた綾瀬エリア初の大型フードコートがある。世界一記憶に残る焼肉屋がコンセプトの「大阪焼肉ふたごや」、本場北陸の本格回転寿司「もりもり寿し」、ミシュランビブグルマンを受賞し、みそソムリエ店主が札幌味噌をコンセプトにしたラーメン「札幌味噌Ｆｕｊｉ屋」、中華蕎麦とみ田の直営店で北綾瀬限定の中華そば、つけそばを提供する「松戸富田製麺」など初出店の飲食店が多数。
　３階はライフスタイルとして、「ノジマ」、「ＧＵ」、「西松屋」、「くまざわ書店」など家電や服飾、書籍などの店舗がズラリ。
　４階はデイリーウェルネスとして、クリニックや歯科、ネイルサロンのほか、「ダイソー」、「子育てサロン北綾瀬」、インドアゴルフスタジオ「ゴルフアルファ」、「ベネッセ英語教室」などが入る。
◆オープン記念盛りだくさん
　オープン記念キャンペーンも盛りだくさんで、６月29日（日）まで各日先着１００人に当日の３０００円以上のレシートを提示でオリジナルエコバッグをプレゼント。引き換え場所は２階南エントランス エレベーターホール。また、７月21日（月・祝）まで、当日の最終降車駅が北綾瀬の人は、１階南エントランス エレベーターホールでＩＣカードを使って抽選マシンに挑戦できる。大当たりでサミットポイント５００ポイント、ハート賞でトモズで使える商品券２００円分などが当たる。
【営業時間】物販・サービス＝午前10時～午後９時、フードコート・レストラン＝午前11時～午後10時、スーパーマーケット＝午前９時30分～午後10時30分、カフェ＝午前８時～午後10時
HP※アクセス方法はHPで

◆この２年間で13棟６７０戸
周辺に大型マンションが続々
　「ららテラス」が北綾瀬エリアの膨張に拍車をかけている。区の調べで、この２年間に北綾瀬駅から半径１㎞圏内に13棟６７０戸のマンションが建設されていることがわかった。東京メトロ千代田線が北綾瀬駅から代々木上原方面に直通運転されたのが令和元年（２０１９年）。その後の３年間には約14棟５５６戸が建設されているが、ほぼそれに匹敵する建設ラッシュだ。
　しょうぶ沼公園の南側元ヤマト宅急便基地跡地には、２０２７年の２月末竣工予定で、長谷工コーポレーションが高さ60ｍ20階建てのタワーマンションを建設中。さらに環七沿いのパチンコ店「ピーアーク」そばには、高さ43ｍ14階建て、１２３戸のマンションが11月30日に竣工予定。区のエリアデザイン推進室の北綾瀬ゾーン担当者は「まだ、営団や学校関係の影響は考えられませんが、長期的な見通しも考慮しないと……」と話している。

写真上／ららテラス北綾瀬（今年５月撮影）
中／フロアマップ
下／フェンスに囲まれた谷中２丁目の長谷工マンション建設地（５月23日撮影）