足立朝日

　千住地域の空き家・空き店舗を有効に活用し、空き家問題の解決とコロナ禍での地域活性化を目的とした「千住まちづくりファンド」の第２号となる「Ｆ-ｆｕｌｌ（エッフル）」（千住３-66）が完成し、６月20日にオープニングセレモニーが行われた。

「千住まちづくりファンド」は、足立成和信用金庫（土屋武司理事長）と国交省の外郭団体・ＭＩＮＴＯ機構（一般財団法人民間都市開発推進機構）が連携して２０２２年に共同出資により組成。地域コミュニティの交流の場として住民が魅力を感じる賑わいの再生を目的に、空き家や空き店舗をリノベーションするなどして活用する民間まちづくり事業に、投資しようというもの。
　「F-full」（運営＝㈱三庄／古庄一茂代表）は、築約50年の空き家をリノベーション。１階は体に優しいオーガニックのグルテンフリー専門店「PECOTA PECOTA Gluten free（ペコタペコタグルテンフリー）」、２階は「起業したい」「本を出したい」など何かに挑戦したい人と応援したい人をつなぐ紹介制のＢＡＲ「Gachi adachi Club by TONERI LINER NOTES（ガチアダチクラブ バイ 舎人ライナーノーツ）」となっている。
　６月20日に行われたオープニングセレモニーには、発案者の古庄一茂㈱三庄代表、リフォーム設計者の青木公隆㈱ＥＮＪＯＹＭＥＮＴ代表らが出席し、テープカットなどが行われた。
　また、１階にはシェアスペースもあり、６月26日まで足立区出身の芸人でひょうたんアーティストの「あらぽん」が、ひょうたんアートの展示を行っていた。
　場所は、マルイ北千住フードコート入口前のタイムズ駐車場を入った先と少し分かりずらいが、隠れ家的な場所として注目されそうだ。HP

写真上／関係者らによるテープカット


１階グルテンフリー専門店
「PECOTA PECOTA Gluten free」


２階紹介制ＢＡＲ「Gachi adachi Club
by TONERI LINER NOTES」