足立朝日

避難所合同研修会

掲載:2008年7月20日号
◆◇町会のリーダーシップや地域のコミュニケーション重要
避難所合同研修会

 第18地区管内の避難所管理・運営会議役員合同研修会が6月22日、東和地域学習センターで開かれた。
 合同での実施は区内初。大谷田小学校避難所運営本部(羽住奎本部長)と区危機管理室災害対策課が共催。同管内にある長門小避難所運営本部、近隣の東渕江小と北三谷小の避難所運営本部、町会など、地域の災害対策関連の代表者らが出席。新潟県柏崎市から町内会長と避難所担当の市の職員も招かれた。
 柏崎市荒浜町内会・渡邊仁会長が、「中越沖地震における避難所の活動内容と被災地の実態について・中越沖地震を経験して」のテーマで講演。渡邊氏は被災状況のスライドを見せながら「震度6弱と6強はかなり違う」と、震災体験を語った。また町内会で事前に要支援者1人に対して2人の支援者を決めていたことで、震災時にスムーズに支援ができたことを挙げ「要支援者名簿を作っても、誰が支援するか決めておかないと意味がない」とアドバイス。
 続くパネルディスカッションでは渡邊氏、柏崎市市民生活部・酒井美代子市民課長、長門小避難所運営本部・形山嘉宏本部長、足立消防署大谷田出張所・丸山修二所長、大谷田小・平山仁美副校長、区危機管理室・髙橋秀幸災害対策課長がパネリストとして参加し、避難所運営について意見交換。避難所や自主防災組織運営における町会のリーダーシップの必要性や、日頃の地域内でのコミュニケーションの重要性などが確認された。


パネルディスカッションで課題など発表