地域に開かれた文化芸術の拠点として「自分と向き合い、人と繋がる、対話の広場」をスローガンに中高生から大人までの居場所を作り、興味のきっかけ作りのイベントなどを行うNPO団体「らんたん亭」(梅田4-12-14)が今年9月、宿泊型コミュニティスペース「らんたん寮」(舎人1-11-12)を新設する。

3年前に梅田に開設された「らんたん亭」では、上手い下手を問わずあらゆる表現形態を後押しする場として、展示会やライブなどができるレンタルスペースを提供する「表現の場」、プロフェッショナルな講師を招いて学校や社会では教えてくれない個性的な講座を開講する「寺子屋」、中高生を対象に1人でも楽しめる子ども食堂「中高生カフェ」を行っている。
運営している中島正行代表(29)は、大学時代に友人の相談にのる際に、問題を抱えている原因のひとつに家庭環境があることに気づかされ、大学卒業後に勤めてい
た家電量販店を辞めて、らんたん亭をオープン。現在は内装施工やカメラマンの仕事をしながら、若者をサポートしている。
◆宿泊型コミュニティスペースを新設
中島代表は、これまで中高生~若者支援活動に取り組む中で、「実家を出たいけどお金がないし、一人で住むのは不安だ」、「少しだけ今の環境から離れて、自分と向き合いたい」といった声を聞き、食事支援だけでは足りないと痛感。そんな状態の子たちに安心して眠り、他者と語らい、心の声に耳を澄まし、再び社会と繋がり直すことができる、中長期滞在可能な拠点の新設を決めた。
物件を探していたところ、日暮里・舎人ライナー「舎人駅」そばの尾久橋通り沿いに思っていたような場所が見つかった。築40年ほどの鉄骨造2階建てで、「地域の
ため、福祉のために使いたい」というオーナーの思いと、中島代表の若者を支援したいという思いが合致。10代後半から30代の若者を対象とした格安シェアハウス型のコミュニティスペースが完成。
現在はプレオープン中でイベントなどを開催していて、シェアハウスの受け入れ開始は9月7日を予定。
2階がシェアハウススペースで、宿泊対象は18歳~30歳、滞在可能期間は1カ月~6カ月、家賃は2万5000円~3万円を予定。主に「人生の転機や節目を迎えている人」、「一人旅の中で何かを探している人」、「社会的な役割から少し離れたい人」、「休職、失業中でステップアップをしたいと考えている人」、「大学を卒業したが進路に悩んでいる人」などに面談の上、滞在してもらう。ベッドは4床。
申込みは、らんたん亭のSNSのDMから応募受付中。
◆1階は交流スペース。何かを見つけるきっかけに
1階は共有部で、子ども食堂やワークショップ、対話イベントなどを行い、「生き方の選択を見つける場」になっている。
また、多くのプロフェッショナルの人たちが人生の機転になった本などを自由に読めるような本棚も設置。
中島代表は「入居者には、色々な人や物を体験することで、こんな生き方もあるんだというのを知ってもらい、自分の道を見つけて、らんたん寮を卒業していってもらいたい」と話す。
現在、この活動を支援してくれる応援団「らんたん守」を募集中。月額500円~の継続寄付をすると、様々なリターンを受けられる。詳細は「らんたん亭」のホームページで確認を。
【問合せ】TEL090・1852・0622中島
HP
【今後のイベント情報】
▼らんたん寮=8月9日(土)午前11時~午後1時30分、23日(土)午前11時~午後2時30分、「地域食堂(子ども食堂)」
▼らんたん亭=8月24日(日)午後2時~9時、「デジタルデトックスの会」、スマートフォンやSNSなど情報過多の時代にキャンドルの灯りの中で筆談のみの会話で心身のリラックスをしよう。
写真上から①1階の共用スペースには炊事が出来るキッチンもある
②中島代表
③窓の外の目の前には日暮里・舎人ライナーが通っている
④旅館やホテルにあるようなちょっとした空間も


運営している中島正行代表(29)は、大学時代に友人の相談にのる際に、問題を抱えている原因のひとつに家庭環境があることに気づかされ、大学卒業後に勤めてい

◆宿泊型コミュニティスペースを新設
中島代表は、これまで中高生~若者支援活動に取り組む中で、「実家を出たいけどお金がないし、一人で住むのは不安だ」、「少しだけ今の環境から離れて、自分と向き合いたい」といった声を聞き、食事支援だけでは足りないと痛感。そんな状態の子たちに安心して眠り、他者と語らい、心の声に耳を澄まし、再び社会と繋がり直すことができる、中長期滞在可能な拠点の新設を決めた。
物件を探していたところ、日暮里・舎人ライナー「舎人駅」そばの尾久橋通り沿いに思っていたような場所が見つかった。築40年ほどの鉄骨造2階建てで、「地域の

現在はプレオープン中でイベントなどを開催していて、シェアハウスの受け入れ開始は9月7日を予定。
2階がシェアハウススペースで、宿泊対象は18歳~30歳、滞在可能期間は1カ月~6カ月、家賃は2万5000円~3万円を予定。主に「人生の転機や節目を迎えている人」、「一人旅の中で何かを探している人」、「社会的な役割から少し離れたい人」、「休職、失業中でステップアップをしたいと考えている人」、「大学を卒業したが進路に悩んでいる人」などに面談の上、滞在してもらう。ベッドは4床。

◆1階は交流スペース。何かを見つけるきっかけに
1階は共有部で、子ども食堂やワークショップ、対話イベントなどを行い、「生き方の選択を見つける場」になっている。
また、多くのプロフェッショナルの人たちが人生の機転になった本などを自由に読めるような本棚も設置。
中島代表は「入居者には、色々な人や物を体験することで、こんな生き方もあるんだというのを知ってもらい、自分の道を見つけて、らんたん寮を卒業していってもらいたい」と話す。
現在、この活動を支援してくれる応援団「らんたん守」を募集中。月額500円~の継続寄付をすると、様々なリターンを受けられる。詳細は「らんたん亭」のホームページで確認を。
【問合せ】TEL090・1852・0622中島
HP
【今後のイベント情報】
▼らんたん寮=8月9日(土)午前11時~午後1時30分、23日(土)午前11時~午後2時30分、「地域食堂(子ども食堂)」
▼らんたん亭=8月24日(日)午後2時~9時、「デジタルデトックスの会」、スマートフォンやSNSなど情報過多の時代にキャンドルの灯りの中で筆談のみの会話で心身のリラックスをしよう。
写真上から①1階の共用スペースには炊事が出来るキッチンもある
②中島代表
③窓の外の目の前には日暮里・舎人ライナーが通っている
④旅館やホテルにあるようなちょっとした空間も