足立朝日

スチューデントプロデュース コンサートが始動

掲載:2008年8月5日号
◆◇スチューデントプロデュース
コンサートが始動

 高校生・大学生が企画から舞台運営まで全て行う「スチューデントプロデュースコンサート」が、今年も動き出した。(財)区生涯学習振興公社主催。
 初年度はピアノソロ、昨年度はピアノとサックス、3年目の今年度はピアノとチェロの公演となる。演奏は初年度から引き続き、区内在住のピアニストで東京芸大非常勤講師の白石光隆氏。チェロは、白石氏の高校の同級生で、読響日本交響楽団員・渡部玄一氏。
  参加学生は、これまでで最多の17人(7月現在)。お互いのコミュニケーションを深めようと、ミーティング開始前に雑談タイムを設けるなど、積極的に取り組んでいる。
 前に参加した学生もいて、「楽しかったから」「悔いが残ったのでリベンジ」と意欲満々。初参加の渡邊貴行さん(大学4年)は「足立区で生まれ育って、卒業を前に区に何か返したい」と参加理由を話す。また、今年は東京芸大が連携。学部生の参加者のほか、大学院生2人がアシスタントスタッフとしてサポートしている。
 ミーティング会場のギャラクシティで6月25日、白石氏と初顔合わせがあった。学生たちは緊張しながらも、一人ひとりが熱心に質問を浴びせた。最後は白石氏がその場で数曲を演奏し、学生たちの背を押した。
  コンサートは来年の3月20日(西新井文化ホール)。月5~6回のミー ティングで、制作していく。参加希望(高校・大学生)はTEL3850・7931高見、遠田まで。


白石氏(中央)と学生たちが初顔合わせ