足立朝日

日本初の公式競技大会 「ロボスポフェスタ in あだち」 大盛況

掲載:2025年9月5日号
 一般社団法人ロボットスポーツ協会(以下RSA/標祥太郎代表)が7月26・27日、日本初の公式競技大会「ロボスポフェスタ in あだち」をギャラクシティで開催した(共催=ギャラクシティ、ヤオキン商事㈱、協賛=PTCジャパン㈱)。
 この日を迎えるにあたり、ギャラクシティ、鹿浜・舎人・中央本町各地域学習センターで約1カ月にわたるワークショップが行われ、小学4年生から高校生までの67人が参加。学年混合でチームに分かれ、競技で使用するロボットの組み立て、プログラミング、戦略立案などを自ら学んだ。
 ものづくりと頭脳戦が融合した同大会は、フィールドにあるボールをロボットで回収し、ゴールに持ち込む数を競う「ロボDASH」と、ロボットを操縦し、障害物の置かれたコースを3人組のリレー形式で走りタイムを競う「ロボラリー」の2種目で行われた。
 27日の決勝戦では、23チームがワークショップで培った技術力のみならず、協調性・課題解決力を駆使しながらロボットを操作。両会場に設けられたひな壇型の観客席は常に満席で、出場者に熱い声援が送られた。
 激戦の結果、ロボDASHでは「STARDASH」、ロボラリーでは「バッファローズ」が優勝。インタビューでは「学年の違うメンバーが一緒に試行錯誤を重ねながら協力し合い、優勝を勝ち取った喜び」が異口同音に語られた。
 最後に、同イベントメインスポンサー・PTCジャパン㈱の財前紀行執行役員、RSAの標代表、ギャラクシティの村田憲司館長が挨拶。出場した子どもたちをねぎらい、大会の成功を祝福した。
 なお、両日とも、各階会場で種々の体験プログラムも実施。スポンサー提供による3D CADの設計体験、RSAによるロボット操作体験、社会人・学生による最新ロボットの展示など、老若男女がロボットに触れて楽しむ2日間となり、ロボスポフェスタは大盛況で幕を閉じた。

写真上/白熱の大会でチーム力全開(写真提供=PTC PR事務局)
中/ロボラリー優勝チーム「バッファローズ」
下/ロボDASH優勝チーム「STARDASH」