足立朝日

声と言葉の可能性を力に 朗読劇 「物語シアター」20周年 浅田次郎2編を上演

掲載:2025年10月5日号
 声優の堀井真吾が主宰する朗読劇「物語シアター」が、11月に創立20周年の公演(第16回)を行う。足立区在住の俳優、井上浩も引き続き出演する。
 物語シアター立ち上げのきっかけとなったのは、2004年、堀井が高校の同級生である北朝鮮拉致被害者、蓮池薫氏を支援したいと、東京と新潟で行った朗読会。そのタイミングで蓮池氏の子どもたちの帰国が実現したことで、「声と言葉の持つ可能性を強く認識」、翌年に朗読劇の企画をスタートした。
 以来、感動と面白さをキーワードに、プロの俳優、声優、アナウンサーが芝居と朗読で物語を表現する公演を重ね、学校や福祉施設・企業などでの活動も行ってきた。
 「気がつけば20年。今回は、これまでの総決算と位置づけ、自分が一番好きな作家である浅田次郎の2編を選び上演いたします」と堀井。
 「月島慕情」は、吉原に生きる花魁の悲しさと矜持を描いた情感あふれる浅田ワールドの真骨頂。元宝塚歌劇団月組トップ娘役の俳優・声優のこだま愛がヒロインを務める。「特別な一日」は、現代社会に警鐘を鳴らした問題作で、予測不可能な結末が待つ。鍵を握る主人公の妻役で、アナウンサーの西山喜久恵が初出演。
 声の出演として、声優界のレジェンド2人、柴田秀勝と古川登志夫が重要な役で登場する。
【日時】▽11月15日(土)①午後0時30分開演②午後5時開演▽11月16日(日)午後1時30分開演*開場は開演30分前
【場所】シアターX(JR総武線「両国駅」西口徒歩約3分)
【料金】6000円(全席自由・未就学児の入場不可)
【出演】こだま愛、山崎いさお、うちやまきよつぐ、竹内康明、井上浩、金子英彦、鹿野潤、雪菜、白鳥希実、堀井真吾、西山喜久恵(特別出演)、柴田秀勝(声の出演)、古川登志夫(声の出演)、設楽瞬山(尺八)
【問合せ】TEL044・281・5087(平日午前10時~午後5時)物語シアター事務局

写真/公演のポスター。レジェンド声優の柴田秀勝と古川登志夫が声の出演