足立朝日

猛暑の涼 大輪朝顔 東京朝顔愛好会

掲載:2008年8月20日号
◆◇猛暑の涼 大輪朝顔
東京朝顔愛好会

 東京朝顔愛好会(河内正雄会長)による「大輪朝顔展示会」が、7月25日~31日、庁舎正面玄関脇で開かれた。大輪朝顔切り込みづくりと花を愛する心を普及させようと、戦前から開き今年で51回目。
 無地や絞りなど大きなものは直径18センチ以上にもなる見事な大輪の朝顔に、訪れたひとたちは暑さを忘れ魅入っていた。出品された朝顔の審査は毎日行われ、色彩の部や無地の部など入賞作が選ばれる。花名は「河内の誉」「花一番」「吾妻絞り」「都鳥」など、趣ある名前がずらりと並ぶ。作者が自身で命名するという。
 河内会長は育てる一番の苦労は「天候と温度」と話す。「今年は5、6月は平均気温が0・5度ほど低かったので、早めに蒔かれた人は朝顔が風邪をひいた状態になったりしたのではないか。しかし、こうした中でも会員の丹精込めた多くの作品が出品されました」と、華やかな大輪の朝顔の前で、訪れた人たちから次々と出される質問に丁寧に答えていた。


見事な色や模様の大輪朝顔が並ぶ