足立朝日

師走を笑って過ごそう 日本古来の娯楽芸 「江戸太神楽」 丸一一門が12月に会

掲載:2025年11月5日号
 足立区在住の俳優・井上浩さんが丸一仙吉として三味線を演奏する「江戸太神楽の会」が、12月に開催される。今年は27回目。
 「太神楽」は、獅子舞や傘の上で茶碗などを回す曲芸を見せる縁起物の出し物。起原は平安時代の散楽と言われており、江戸時代には人気の芸能として多くの人に親しまれてきた。江戸太神楽は東京都指定無形民俗文化財となっており、丸一は江戸時代から続く屋号の一つ。
 当日は13代家元・丸一仙翁と一門11人が、様々な日本古来の芸を披露。おめでたい音と縁起物の出し物で、笑顔になれること間違いなし。
 また、今回は開演1時間前に開場し、ロビーに江戸の遊び体験コーナーを設置。扇を的に当てる雅な遊び・投扇興、江戸独楽の展示・販売・体験、和傘・曲芸用傘の展示、江戸時代の文京区の風景を描いた浮世絵の解説(横山実氏=國學院大學名誉教授・国際浮世絵学会理事・ポーラ店頭文化振興財団評議員)など、開演前も楽しめる。
【日時】12月11日(木)午後7時開演(6時開場)
【場所】文京シビック小ホール(丸ノ内線「後楽園駅」出口5直結、三田線・大江戸線「春日駅」直結、JR線「水道橋駅」東口徒歩約10分)
【料金】2500円(前売り2000円)
【問合せ】TEL090・9956・2357仙若