文字と絵を合体させた立体感のある独特のイラストを描く足立区出身のイラストレーター・勝倉大和さん(39)が、母校の創立30周年を記念して西保木間小学校(佐分利規雄校長)に絵を寄贈した。
きっかけは同校の副校長が地域雑誌で見つけた勝倉さんの記事。そこに西保木間小学校出身であると記載があり「ぜひ一度お会いしてみたい」と個展を訪問したことで今回の交流が始まった。
現在の西保木間小は、渕江第二小と竹の塚北小が平成9年に統合して開校され、令和8年に創立30周年を迎える。
勝倉さんは渕江第二小に通っていて、5年生の時に統合を経験。「4年生の時に新しくなる学校の校章を子どもたちが考えたんですけど、自分の考えた校章が選ばれずに悔しかった思い出があります」と勝倉さん。
一時期、同校のプールの監視員のアルバイトをするなど多少は縁を感じていたが、「個展に訪ねて来られた時に、自分の絵を買いたいと言ってくれた時はビックリしました。でも学校が30周年を迎えると聞き、できたら絵を寄贈させて欲しい」と今回の寄贈が決まった。
母校を飾るのは、アクリル絵具で描かれた「あそぼうよ」という作品。大きさはF50号(1167㎜×910㎜)で、レンガや芝生などでユニークに「あそぼうよ」と描かれている。絵の中にはサッカーをする子、チューリップに水をあげる子などがいる。子どもの頃は毎日のように遊ぼうよと言っていたのに大人になると中々言えなくなる。「大人になっても遊ぼうよと言える気持ちを忘れないで欲しい」という思いが込められている。
実はこの絵に描かれているのは全て男の子で、対となる女の子だけが描かれた絵を構想中。「2枚が揃って完成になる予定なので、次に学校が40周年を迎える時までには……」とワクワクした表情で話す勝倉さん。
寄贈した絵は学校の東昇降口の壁面に春休み中飾られる予定で、新年度を迎えた児童や新入生たちがどんな表情を見せてくれるのか今から楽しみだ。
また、今回の絵画寄贈が「学校教育活動に多大な貢献をした」として、10月24日に足立区教育長より感謝状が贈呈された。
写真上/勝倉さん(左)と佐分利校長
下/寄贈した絵「あそぼうよ」
きっかけは同校の副校長が地域雑誌で見つけた勝倉さんの記事。そこに西保木間小学校出身であると記載があり「ぜひ一度お会いしてみたい」と個展を訪問したことで今回の交流が始まった。現在の西保木間小は、渕江第二小と竹の塚北小が平成9年に統合して開校され、令和8年に創立30周年を迎える。
勝倉さんは渕江第二小に通っていて、5年生の時に統合を経験。「4年生の時に新しくなる学校の校章を子どもたちが考えたんですけど、自分の考えた校章が選ばれずに悔しかった思い出があります」と勝倉さん。
一時期、同校のプールの監視員のアルバイトをするなど多少は縁を感じていたが、「個展に訪ねて来られた時に、自分の絵を買いたいと言ってくれた時はビックリしました。でも学校が30周年を迎えると聞き、できたら絵を寄贈させて欲しい」と今回の寄贈が決まった。
母校を飾るのは、アクリル絵具で描かれた「あそぼうよ」という作品。大きさはF50号(1167㎜×910㎜)で、レンガや芝生などでユニークに「あそぼうよ」と描かれている。絵の中にはサッカーをする子、チューリップに水をあげる子などがいる。子どもの頃は毎日のように遊ぼうよと言っていたのに大人になると中々言えなくなる。「大人になっても遊ぼうよと言える気持ちを忘れないで欲しい」という思いが込められている。実はこの絵に描かれているのは全て男の子で、対となる女の子だけが描かれた絵を構想中。「2枚が揃って完成になる予定なので、次に学校が40周年を迎える時までには……」とワクワクした表情で話す勝倉さん。
寄贈した絵は学校の東昇降口の壁面に春休み中飾られる予定で、新年度を迎えた児童や新入生たちがどんな表情を見せてくれるのか今から楽しみだ。
また、今回の絵画寄贈が「学校教育活動に多大な貢献をした」として、10月24日に足立区教育長より感謝状が贈呈された。
写真上/勝倉さん(左)と佐分利校長
下/寄贈した絵「あそぼうよ」











