銭湯の浴室をダイナミックに彩るペンキ絵のライブペイントが、11月16日、北千住マルイのペデストリアンデッキ前で行われ、区内外から多くの人が見学に集まった。
足立区浴場組合が千住宿開宿400年イベントとして企画したもの(足立区後援、北千住マルイ協力)。絵師は田中みずきさん。現在、銭湯絵師は丸山清人さん、中島盛夫さんの3人のみで、田中さんは中島さんの下で修業したのちに独立し、企業とのコラボ企画など、数々の銭湯ペンキ絵を手がけている。
千住出身の漫談家・風呂わく三さんが司会を担当。田中さんの制作作業が進む中、クイズ形式で銭湯ペンキ絵の豆知識を伝授した。銭湯の壁面はだいたい3m×5mであること、現在は製作作業は休業日に行うが、昔は営業日の開店前だったため作業時間が短く、描き終わらなかった場合を考えて女湯から描き始めていたなど、集まった人々は興味深そうに聞いていた。
また区内の銭湯経営者がひとりずつ登場し、自店の特色や魅力をアピール。塩満友紀さんによるアルパ(ハープ)の生演奏もあり、エレガントな「いい湯だな」のメロディーが華を添えた。
予定の2時間を待たずに、雄大な赤富士と、その懐に宮造り銭湯、地口あんどん、絵馬など千住の特色が描き込まれた唯一無二のペンキ絵が完成。田中さんは「銭湯組合の皆さんとの打ち合わせで、400年に対する熱い思いが伝わってきたので、千住宿の歴史を感じられるものがいいと思って描きました」と、北斎が千住を描いた浮世絵へのオマージュで構図を決めたことを明かした。
足立区浴場組合・千住支部の土田勇一組合長は「足を伸ばしてくつろげるので、散歩がてら近くの銭湯に足を運んでください」と来場者に笑顔で呼びかけた。
このペンキ絵は北千住マルイ2Fのエレベーターホール横に展示されている。12月30日(火)まで。
写真上/完成したペンキ絵の前で。
左から土田組合長(金の湯)、梅澤さん(梅の湯)、
わく三さん(司会)、田中さん(絵師)、
塩満さん(アルパ)、鈴木さん(ニコニコ湯)、
島さん(富士の湯)、山田さん(若松湯/中央本町)
下/製作中の田中さん。奥は司会のわく三さん
足立区浴場組合が千住宿開宿400年イベントとして企画したもの(足立区後援、北千住マルイ協力)。絵師は田中みずきさん。現在、銭湯絵師は丸山清人さん、中島盛夫さんの3人のみで、田中さんは中島さんの下で修業したのちに独立し、企業とのコラボ企画など、数々の銭湯ペンキ絵を手がけている。千住出身の漫談家・風呂わく三さんが司会を担当。田中さんの制作作業が進む中、クイズ形式で銭湯ペンキ絵の豆知識を伝授した。銭湯の壁面はだいたい3m×5mであること、現在は製作作業は休業日に行うが、昔は営業日の開店前だったため作業時間が短く、描き終わらなかった場合を考えて女湯から描き始めていたなど、集まった人々は興味深そうに聞いていた。
また区内の銭湯経営者がひとりずつ登場し、自店の特色や魅力をアピール。塩満友紀さんによるアルパ(ハープ)の生演奏もあり、エレガントな「いい湯だな」のメロディーが華を添えた。予定の2時間を待たずに、雄大な赤富士と、その懐に宮造り銭湯、地口あんどん、絵馬など千住の特色が描き込まれた唯一無二のペンキ絵が完成。田中さんは「銭湯組合の皆さんとの打ち合わせで、400年に対する熱い思いが伝わってきたので、千住宿の歴史を感じられるものがいいと思って描きました」と、北斎が千住を描いた浮世絵へのオマージュで構図を決めたことを明かした。
足立区浴場組合・千住支部の土田勇一組合長は「足を伸ばしてくつろげるので、散歩がてら近くの銭湯に足を運んでください」と来場者に笑顔で呼びかけた。
このペンキ絵は北千住マルイ2Fのエレベーターホール横に展示されている。12月30日(火)まで。
写真上/完成したペンキ絵の前で。
左から土田組合長(金の湯)、梅澤さん(梅の湯)、
わく三さん(司会)、田中さん(絵師)、
塩満さん(アルパ)、鈴木さん(ニコニコ湯)、
島さん(富士の湯)、山田さん(若松湯/中央本町)
下/製作中の田中さん。奥は司会のわく三さん











