足立朝日

千住龍田町・防災ひろばで 「北千住ドッグフェスティバル」 北千住昭和会青年部が主催

掲載:2025年12月5日号
 プードル、柴犬、フレンチブルドッグ、チワワにシベリアンハスキーも……。愛犬家たちと事業者、商店主が笑顔で交流――。さわやかな秋晴れに恵まれた11月24日、千住龍田町の防災ひろばで、初めての「北千住ドッグフェスティバル」が開かれた。都・区内中心の28のペット関連事業者、地元商店主らが出迎える中、1000人を超えるワンちゃん連れの参加者たちが訪れ、賑わった。
 この「防災ひろば」(7400㎡)は、以前千寿第六小学校があった場所で、統廃合で空き地となり、平成28年(2016年)に、備蓄倉庫、災害用炊事場などを備えた「防災ひろば」としてオープン。普段は公園として使われている。
 広場近くの商店街の一つ「北千住昭和会」(成田一司会長=「成田酒店」店主、40店舗)では、ずっと「商店街の活性化を図り地域住民との交流が出来ないか」と考えて来たが、2、3年前から青年部(中久木新樹部長「美容室・サニーガーデン」店主)を中心に「広場を使ってイベントをやろう」との声が上り、今回の「ドッグフェスティバル」開催となったもの。
 実行委員長になった「八重洲珈琲」の長谷川英亮店主を中心に、各地のペットイベントを回り、ペット関連事業者を集めた。また、商店街からは、コーヒー、お酒、炊き込みご飯、玉子焼きなど飲食提供の5店舗が出店し、ベンチ、テーブル付きの南側フードエリアを占めた。近くの帝京科学大学の学生2人もボランティアで参加。本部では、加盟店舗に掲示しているポスター5枚を撮影して、その写真を見せると、先着300人に防災ホイッスルを進呈。
 ペット関連の事業者は、手作りの首飾り、服、無添加のおやつ、アロマドレッシング、整体店のほかに、「いぬ助け」という犬愛護団体も4匹の里親募集中の犬を連れて参加。同広場では、夕方まで賑やかな交流が続いた。長谷川実行委員長は「みんなで準備したかいがあった。次回は、商店街のお店も飲食を中心に増やしてさらに盛り上げたい」と話した。

写真上/参加した犬同士も「こんにちわ」
下/商店街フードエリアも大賑わい