足立朝日

第一中2年生 足立朝日で職場体験

掲載:2008年9月5日号
◆◇第一中2年生
足立朝日で職場体験

 第一中学校2年の増田綾さんと八百史子さんが、職場体験の一環として7月3日・4日、足立朝日新聞で記者体験をした。
 初めての取材は、法人綾瀬五・六丁目自治会の足立義夫会長。綾瀬五丁目商店街振興組合理事長、保護司などいくつもの役職をこなしながら地域貢献し、さらに精肉業を営むパワフルさに、豆記者たちは唖然。妻のみよさんが育て上げた屋上庭園や、足立会長のパソコン・ルームも見学。おいしい揚げ物までご馳走になり、心尽くしの対応に一同恐縮した。
 続いて、近所に住むラジオ体操連盟の角田喜次郎会長を突撃取材。舞朝4時半起床、ラジオ体操歴80年。94歳にして現役で活躍する人生の大先輩に、豆記者は尊敬の眼差し。自身が体験したニューギニア戦線に触れ、戦争の愚かさを説いた。
 午後は、足立区姉妹都市専門員として区観光交流課で働くニコラス・レッドマンさんを取材。オーストラリアのベルモント市と足立区の架け橋として、区内のイベント手伝いや、区内学校での英語授業に奔走する姿を把握した。
 豆記者の「足立区のどこをベルモントに紹介したいですか?」との問いに、「観光名所だけではなく、区民の普通の生活を紹介したい」と答えたニコラスさん。同課の鈴木恵美子・交流担当係長は、「どんな都心よりも、北千住が一番いいと言うんですよ」とニッコリ。
 2日目は、同行記者が専門とする「学芸部門」を理解するために、歌舞伎「応挙の幽霊」を観劇取材。シアター1010公演時には記者体験は終了のため、制作の「舞台創造研究所」の好意で、みらい座いけぶくろ公演を観劇した。普段見られない歌舞伎の化粧・着付けなどの他、「歌舞伎は庶民文化」との同研究所の考えを理解した。
  職場体験を終えて、八百さんは「初対面でも深い話をしてくれてありがたかった」、増田さんは「取材相手の話を書き取るのが大変だけど、楽しかった」との感想。充実の2日間を終了した。


左から増田さん、鈴木係長、ニコラスさん、八百さん