足立朝日

公募100人の「第九」 力を出し切った大合唱

掲載:2026年2月5日号
 一般公募の参加者とプロが共演する「足立区第九演奏会」が1月8日、西新井文化ホールで開かれた。
 主催は東京藝大出身者で結成された「ミレニアムシンガーズ」。同団体初の参加型で、公募抽選の100人が出演。昨年9月からメンバーの指導のもと練習を重ねてきた成果を発表する晴れ舞台とあって、チケットは完売となった。
 1部はミレニアムメンバーによるオペラやクラシックの「世界の名曲」。それを客席で家族や友人たちと楽しんでいた出演者たちは、2部になると演奏者としてステージ上で、ライトを浴びて並んだ。
 有志による約70人のオーケストラ「ミレニアムアンサンブル」、ミレニアムメンバー3人と東京藝大准教授の萩原潤氏(二期会)とともに、ベートーヴェン「交響曲第九番」第4楽章「歓喜の歌」を演奏。堂々たる歌声を響かせた。
 万雷の拍手に応えて、アンコールでは特別版の「わがまち足立」を披露。オーケストラと合唱団による豪華な区歌が、聴衆を大いに楽しませた。
 終演後は大役を果たした出演者たちの晴れやかな笑顔が、ロビーのあちこちで花開いていた。出演者の40代女性は「あっという間。夢のようだった」と目を輝かせて話し、娘と孫が出演していた女性は「すごく良かった!」とねぎらい、一体となってクラシック音楽の豊かさを堪能していた。

写真/演奏に臨む出演者たち=西新井文化ホールで