肩書きなくゆるくつながれる場所を
北千住駅東側の路地の一角に佇む、洋館風の一軒家。築約80年の古民家は、藝大生や美大生が改修してギャラリーとして使われていたこともあり、今は人と人をゆるくつなぐ場になっている。
名称は「(仮称)コーミンカン!」。様々な人が生涯学習に利用する「公民館」と、自在に変化していく発展途中の「仮称」に思いを込めた。
コロナ禍真っ只中の2022年、外出制限で趣味の観劇や美術展に行けず、幼い子を抱え気分転換もままならない日々の中、「自分を自由に表現できる場所を作りたい」と友人の写真家を誘って建物を借りた。2階は写真スタジオに、1階で大学の後輩とコーミンカン! を始めた。以来、イベントやワークショップなどを不定期で開催。ゆったりとした居場所となっている。「自分にとってもここがセーフティネットになった。誰かが子どもの相手をしてくれて、子育てをみんなで一緒にしている感じ」
ユニークなのが月に1、2回、土日の朝に開いている「朝ごはん会」。みんなで作って食べながら、肩の力を抜いた会話を楽しむ。集まるのは10代~50代と幅広い。「調理や食器を用意しながらだと、知らない人とも自然に会話ができるんですよ」
学生時代に参加したコモンミール(一緒にする食事)で、深すぎず浅くもない、「みんなが気にかけてくれている」という丁度いい深度の交流の心地良さに魅了された。クラファンを使ってコーミンカン! のキッチンを整備、飲食店営業許可も取得した。「地位も肩書きも関係なく、鎧を脱いで集まれる銭湯みたいな場所にしたい」と目を細める。
千葉県から出た当初は中央線沿線に住んでいたが、今は大の千住好き。特に雑多な人でにぎわう飲み横は活力の元で、夫との出会いの地でもある。大学で建築を学び、改装可能物件を扱う不動産会社時代には、古民家和カフェ「KiKi北千住」や本木新道の「Zelt B
ookstore(ツェルトブックストア)」を担当。足立区の人気店の誕生に一役買った。
充実した仕事ではあったが、行き当たったのが相続と空き家の問題。古い建物を生かす根本から関わりたいと、相続相談を扱う埼玉県の不動産会社に転職した。今は学びながら持ち家に悩む人と向き合っている。「思いを聞きながら、受け継いでいく役割の人になりたい」。いずれ千住の人々の役に立ちたいという。
人との出会いと刺激をエネルギーに、仕事と子育てで忙しい日々を、笑顔で輝かせている。
北千住駅東側の路地の一角に佇む、洋館風の一軒家。築約80年の古民家は、藝大生や美大生が改修してギャラリーとして使われていたこともあり、今は人と人をゆるくつなぐ場になっている。
名称は「(仮称)コーミンカン!」。様々な人が生涯学習に利用する「公民館」と、自在に変化していく発展途中の「仮称」に思いを込めた。コロナ禍真っ只中の2022年、外出制限で趣味の観劇や美術展に行けず、幼い子を抱え気分転換もままならない日々の中、「自分を自由に表現できる場所を作りたい」と友人の写真家を誘って建物を借りた。2階は写真スタジオに、1階で大学の後輩とコーミンカン! を始めた。以来、イベントやワークショップなどを不定期で開催。ゆったりとした居場所となっている。「自分にとってもここがセーフティネットになった。誰かが子どもの相手をしてくれて、子育てをみんなで一緒にしている感じ」
ユニークなのが月に1、2回、土日の朝に開いている「朝ごはん会」。みんなで作って食べながら、肩の力を抜いた会話を楽しむ。集まるのは10代~50代と幅広い。「調理や食器を用意しながらだと、知らない人とも自然に会話ができるんですよ」
学生時代に参加したコモンミール(一緒にする食事)で、深すぎず浅くもない、「みんなが気にかけてくれている」という丁度いい深度の交流の心地良さに魅了された。クラファンを使ってコーミンカン! のキッチンを整備、飲食店営業許可も取得した。「地位も肩書きも関係なく、鎧を脱いで集まれる銭湯みたいな場所にしたい」と目を細める。
千葉県から出た当初は中央線沿線に住んでいたが、今は大の千住好き。特に雑多な人でにぎわう飲み横は活力の元で、夫との出会いの地でもある。大学で建築を学び、改装可能物件を扱う不動産会社時代には、古民家和カフェ「KiKi北千住」や本木新道の「Zelt B
ookstore(ツェルトブックストア)」を担当。足立区の人気店の誕生に一役買った。
充実した仕事ではあったが、行き当たったのが相続と空き家の問題。古い建物を生かす根本から関わりたいと、相続相談を扱う埼玉県の不動産会社に転職した。今は学びながら持ち家に悩む人と向き合っている。「思いを聞きながら、受け継いでいく役割の人になりたい」。いずれ千住の人々の役に立ちたいという。
人との出会いと刺激をエネルギーに、仕事と子育てで忙しい日々を、笑顔で輝かせている。











