足立朝日

東綾瀬中 全国に出場 演劇と陸上部

掲載:2008年9月20日号
◆◇東綾瀬中 全国に出場
演劇と陸上部

 東綾瀬中学校(関口政利校長)が8月20~21日に行われた「第8回全国中学校総合文化祭青森大会」に出場した。
  それにさきがけ8月18日、同中が上演する「泥鶴」の公開練習が行われ、たくさんの保護者が訪れた。
  「泥姫」の脚本は龍嶋幸夫さん。高校の元校長で、30年前に演劇部のために「鶴の恩返し」をリライトし、書き下ろしたもの。人間の欲深さやエゴをうまく表現した作品になっている。
 「金をとっときゃ良かった。500両パッパと使ってしまった」、「命あっての物いいだね」というやりとりや「日頃、馬鹿にしていたみんなを見返そうと思い、三国一の美人を嫁に取りたかった」など、日ごろの自分の言動を思わず振り返ってしまうセリフだ。
  三国一の美女『虹野』を演じた吉田志保子さんは「演技で普通の人ではない女の人を演じるのは大変」と演じることの難しさを痛感。
 『どろ』を金づるにし、その挙句冷たく捨ててしまう薄情な男『つき』を演じた松村珠子さんは「男性を演じるのは大変だった」と話すが、女性が演じているとは気づかないほどの演技力。レベルの高さを見せつけた。
  主役の『どろ』を演じた同文化祭に参加した河野紗英さんは「3年生で最後の舞台。全力を出すことができたので気持ちよかった」と晴れ晴れと話した。


演劇「泥鶴」を演じたみなさん

■陸上部
  8月18日から開催された「全国中学生陸上競技大会」に東綾瀬中学校の陸上競技部が4×100mのリレー競技に都大会で優勝し、出場した。
 残念ながら予選落ちだったが、主将の茂木宏行くんは「競技場の広さ、出場選手に圧倒された。結果的には都大会の次に良い記録だった。みんな精一杯やったので悔いはない。高校に行っても陸上を続けていきたい」と豊富を語った。


元気な陸上部のみなさん