足立朝日

訃報

掲載:2026年2月5日号
大渕澄夫(おおぶち・すみお)/千住在住20年。建築画家、インテリアデザイナー、アトリエO代表。
 「千住スケッチ散歩」を2024年(令和6年)4月号から執筆してきたインテリアデザイナーの大渕澄夫氏が、昨年12月30日、病気により死去した。78歳。告別式は家族葬で行われた。
 大渕氏は、1947年(昭和22年)、栃木県宇都宮市生まれ。作新学院を出た後、専門学校で絵を学び、ミサワホームなど数社の建設会社で、建築物のデッサンなどの仕事をした後、独立。
 20年ほど前に、千住在住となり、足立区公社の広報紙「ときめき」で2年間「足立100景」の素描を担当、その細密で温かなデッサンと素朴な文章が人気を呼んだ。
 その後、悪性リンパ腫を患い闘病を経て復帰。千住の街を隅から隅まで歩いて描いたおよそ200枚のスケッチを持って、2年前の4月号から「大渕澄夫の千住スケッチ散歩」を隔月で始めた。
 第1回は、千住2丁目にある勝専寺(赤門寺)の「六地蔵」で、以下千住曙町の「西光院」、同寿町の「大黒」、「堀切駅」……12月号「千住大橋」と続いた。
 この間も、入院と退院を繰り返していたが、文章の推敲を繰り返し行い、入稿を続けていた。読者からの「良かった」の感想を伝えると、「足立朝日があるから頑張れるんだ」と話していた、と妻の千恵子さん(77)は語った。