足立朝日

新成人、団塊世代と区政を語り合う会

掲載:2008年9月20日号
◆◇新成人、団塊世代と区政を語り合う会
 区民の生の声を区政に反映させる試み、「区政を語り合う会」が8月26日と30日に開かれた。
  26日は「新成人と足立区の未来」をテーマに、区長室に今年度の新成人8人が招かれた。彼らは、成人式を成人主体で企画・運営してもらおうと、区の呼びかけで集まった「成人式実行委員」たち。
  区側は近藤区長ほか、各部部長など11人が出席。「若い人の意見を聞かせて」と期待する区長のリードで、リラックスした雰囲気でスタートした。
 8人は、5月から7回開いてきた検討会の内容を報告。ディズニーシーで働いた経験があるという委員からは、「テーマ性を重視したい。テーマに沿っていけば良いものができる」と自信が伺えた一方、アトラクションや記念品の選定など、試行錯誤も続いているようだ。
  記念冊子作成では、成人後に必要な情報を載せようと年金課にも取材した。区内デートスポット紹介の案には、区長が思わず「あるの? あったら教えて」と身を乗り出し、笑いに包まれる場面も。
 足立区について聞かれ、長所は「下町。公園が多い。校庭が広い」、短所は「ネオンがなく暗い。花火大会以外、外から友達を呼んで遊ばない」など、若者から見た率直な意見が出された。「区歌を知らない」の声には、区側から悲鳴が上がった。
  終了後、新成人たちは「緊張した」「こういう話し合いは新鮮」「いじめ問題とか、もっと話したかった」「区と関わりを持てた」「またやりたい」と、意欲をのぞかせた。
  30日は、地域回帰推進事業に参加した団塊世代を招いて行われた。


積極的に区長と語り合った新成人たち