足立朝日

漫才新人大賞 「マッハスピード豪速球」が大賞受賞

掲載:2026年3月5日号
 「2026年度 漫才新人大賞」(主催=一般社団法人漫才協会)の予選・決勝戦が2月21日、日暮里サニーホールで開かれ、「マッハスピード豪速球」が大賞を射止めた。
 審査員は増田英彦(ますだおかだ)、ぶっちゃあ、東貴博、塙宣之(ナイツ/同協会会長)。
 連休初日にも関わらず、多くのファンが見守る中、36組が熱い話芸を披露。その結果、審査員投票で「クマムシ」「ランフィッシュ」「とんとん拍子」「なにわプラッチック」の4組、観客投票で「マッハスピード豪速球」「あどばるーん」「千埼」「観音日和」の4組、合計8組が決勝へ進出。5分の持ち時間をフルに使い、全力を出し切った。
 大賞の「マッハスピード豪速球」は3回目の出場。「電車でお年寄りに席を譲りたいのに譲れない人」と「迫力のお年寄り」の掛け合いが、会場を大爆笑させた。同コンビの岩元圭太郎はハウスクリーニング会社を経営。大会当日は、予選を終えた後に相棒の坂巻裕哉を誘ってクリーニングの仕事に行き、決勝に臨んだというから驚きだ。2人は「同じ事務所の『ランフィッシュ』も決勝に進み、みんな大喜びだと思う。これを機に、漫才協会のスター選手として貢献できれば」と抱負を語った。
 塙会長は「今回は、これまでの中で特にレベルが高かった。良い漫才師揃いなので、長尺の漫才ができる芸人を育てたい。まずは東洋館でナマの漫才を観て! テレビ局も演芸場に足を運んで気に入った芸人を使って!」とアピールした。
 惜しくも大賞は逃したが、真言宗僧侶コンビ「観音日和」が仏教ワールドを楽しく展開して準優勝! 漫才協会の層の厚さを感じる一日となった。

写真/悲願達成の「マッハスピード豪速球」(右=岩元、左=坂巻)