足立朝日

Vol.52 桂三四郎 独演会

掲載:2026年3月5日号
卓越した話芸で「笑いの渦にようこそ」

 抱腹絶倒の磨き抜かれた話芸、かつイケメン度の高さで多くのファンを魅了する落語家「桂三四郎」がこの5月、かつしかシンフォニーヒルズの落語会「花しょうぶ亭」に初登場!
 拠点を関西から東京に移して16年――。落語家として東京での暮らしのほうが長くなったにも関わらず、関西からの「三四郎コール」が後を絶たない。加えて昨年、落語芸術協会の客員となったことで、東京での軸足もさらに定まった。定席寄席にも登場し、熱烈なファンを獲得し続けている。
 そもそも高校時代はアマチュアレスリングの選手として国体にも出場したアスリートが、なぜ落語家に!? 大学時代は就職活動をせずに漠然と過ごしていた三四郎だが、父親から送られた「13歳のハローワーク」(村上龍著/幻冬舎)を読み、初めて「落語家」という職業を知った。桂文枝(当時・桂三枝)の創作落語を聴いたことでその自由さ・面白さに目覚め、入門を願い出た。師匠もまた、「三四郎」という芸名を長年温めてきたが、落語の世界を全く知らずに入門してきた若者に、迷わずその名を与えた。「桂三四郎」の誕生である。
 どんな失敗をしても師匠は決して三四郎を見捨てず、東京行きの背中を押してくれた。その期待に応えるべく、2023年には、若手落語家の登竜門「彩の国落語大賞」を、関西の落語家として初めて受賞! 2025年には、全国紙の1面・3面に「三四郎特集」が組まれ、大きな注目を浴びた。現在、勢いのある落語家の筆頭として全国を飛び回っている。
 三四郎から読者に明るいコメントが届いた。
 「たしかにこのチラシのように、落語界の中ではかなりポップで『落語家に見えない落語家!!』と言われたことも。そんな僕もいつのまにやら芸歴22年の44歳で、伝統の重みとカジュアルさ、実力と若さの一番いいバランスなどをちょうど取れるのは、この『桂三四郎独演会』。この日から一日でもずれるとバランスがくずれるかもしれません(笑)。古典に新作、そして桂三四郎の生き様が見え隠れする枕。『笑いの渦にようこそ』の名に恥じない落語を葛飾で!」
【日時】5月17日(日)午後1時30分
【場所】かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
【料金】3300円、会員料金あり
【チケット・問合せ】TEL5670・2233