
◆◇千住の秋の名物「千住酒まつり」が10月19日(日)に、マルイ11階ギャラリーで開かれる。
清酒、焼酎、ビール、ワインの蔵元とメーカーなど36団体を集めての大試飲会で、今年で3回目。蔵元と直接話ができる貴重な機会とあって、前2回は400人以上が来場。好評を博した。各蔵の隠し玉や販売もある。

「ぜひ千住のお土産に」と沼田さん
主催は千住の酒店11店でつくる「酒千(しゅせん)会」(成田一司会長)。 3年前、ケーブルテレビ足立の公開録画として第1回目を開催。続ける予定はなかったが、お客さんの熱望で昨年、2回目の開催に踏み切った。入場料は取るが、赤字覚悟だ。「より多くの人たちにお酒の美味しさや楽しさを知ってもらいたい」。「酒屋のおやじ」たちの願いがこもる。
沼田政彦実行委員長は「千住を賑やかにしよう、が大前提。酒造りの人との接点を提供できて、千住が元気になれば」と話す。

新作のオリジナル第3弾の「橋シリーズ」
【新酒・千住の酒シリーズ】
4年ぶりに、オリジナルの酒も登場する。03年の「千住」、04年の千住のねぎ焼酎「やっちゃ場」に続く第3弾で、今回は橋シリーズ。かつてこの地でも造っていた千住桜木町の太田酒造東京営業所(本社は滋賀)と酒千会が、力を合わせてブレンドを考案。既存の酒にラベルを張るのではなく、あくまで「千住生まれの酒」にこだわった。
特別本醸造「千住汐入大橋」、特別純米「千住大橋」、純米吟醸「千住新橋」の3種。「千住を外に発信しよう」との思いから、同じ地名のついた橋が3つもあるという、千住ならではの特色に着目した。「汐入」と「大橋」は「清酒千住」のブレンド比率を変えて、香りを立たせたもの。「新橋」は完全な新作だ。
ラベル製作は髙岡修市さんが担当。髙岡さんの撮った橋の写真に、近藤やよい区長直筆の題字が力強い。撮影では千住大橋が角度の確保できず、一番難しかったという。
価格は720mlが、汐入1200円、大橋15
00円、新橋1800円。「千住の橋を外に広めたい。ぜひお土産に」。この橋3種は10月11日(土)・12日(日)のA―Festaで初披露される。

先輩の「千住」と「やっちゃ場」
○酒まつり
【日時】10月19日(日)午後1~4時
【場所】北千住マルイ11階ギャラリーB
【入場料】500円
*参加は20歳以上が対象
【問合せ】成田酒店Tel3881・6056