足立朝日

足立FM開局計画中止 「周波数確保できず」と総務省

掲載:2026年4月5日号
 「地域の魅力を向上させたい」「災害発生時に責任ある放送を広く流したい」――との思いで、千住旭町在住の山田忠さん(52)らが、足立コミュニティFMの開局準備を進めていたが、いよいよ開局というこの時期になって、監督先の総務省から「周波数が逼迫しており、割り当て可能な周波数を確保できない」との回答があったことが明らかになった。
 山田さんらは、2023年春、放送区域内の周波数の実地調査を自ら実施し、その結果を元に総務省関東総合通信局と交渉、同年5月に「使用可能な周波数の空きがありそう」と開局申請書の提出を求められた。
 放送概要を決め、番組出演者の募集も実施、経営計画も作成して、昨年11月正式な開局申請書を出し、今年1月に使用可能な周波数の調査を総務省に依頼。その返事(回答)がこれで、余りの展開に驚いたが「周波数がない」が決定的で、開局計画の中止を決めた。
 山田さんは、10年程前に区内企業などによる「足立区にコミュニティFMを作ろう」という動きに個人で参加したが、この動きが途中で頓挫したため、「何としても今度は」とコツコツと準備を重ねて来ただけに、「まことに残念」とガックリ肩を落とした。