足立朝日

いつまでもお元気で 92人にお祝いの長寿証や記念品

掲載:2008年10月5日号
◆◇いつまでもお元気で
92人にお祝いの長寿証や記念品

 
敬老の日の9月15日、白寿(99歳)を迎えた人に、足立区から長寿証や区内共通商品券などの記念品が贈られた。
明治42年4月2日~同43年4月1日生まれの人が対象で、今年は男性21人、女性71人の計92人。当日、近藤やよい区長が15人の元を訪れ、直接記念品を手渡した。
千住柳町の多田ケサさんは、和裁が得意で浴衣を1日で仕上げてしまうとか。最近も腰に当てる座布団を作って娘さんにプレゼントした。
娘の佐藤豊子さん(77)は「親に、お前も年だから使え、と言われてもねぇ」と笑う。身の回りのことは全部自分でするだけでなく、気分がよければ味噌汁を作るなど、頭も体も良く動かすという。


区長と話が弾む多田さん。

 千住大川町の尾澤善造さんは、現役時代はお風呂屋さんのご主人。目も良く、新聞や趣味のカメラ雑誌にも目を通す。肉が好物で朝はパンとコーヒーというハイカラな食生活だが、腹八分目がモットー。「親が丈夫に産んでくれた」と健康の秘訣を話す。奥さんのみさゑさん(92)とは一度も喧嘩したことがないそうだ。
  二人とも区長との話も弾み、笑顔が輝いた。
  区内の100歳以上は新100歳を含めて150人(男17、女133)にのぼる。最高齢は109歳の男性


家族と祝福を受ける尾澤さん、
中央左はみさゑ夫人