足立朝日

羅針盤 VOL.177

掲載:2026年6月5日号
 この新聞が出るのが5日(金)、そして翌日6日(土)、明後日7日(日)は北綾瀬のしょうぶ沼公園で「しょうぶまつり」がある。
 「いずれアヤメかカキツバタ、歩く姿は百合(ユリ)の花」は、昔から美しい女性を例えて言われた言葉だが、花菖蒲の得も言われぬその咲き姿を味わいたい。5月上中旬からアヤメ、カキツバタと来て、さあ、いよいよ花菖蒲の出番である。
 しょうぶ沼公園に咲くのは、約140種。花菖蒲は、大きく江戸系、肥後系、伊勢系の3種に分かれるが、ここは江戸系が中心。その和名がいい。春の響き、小町娘、姫街道、神路の誉……。名前を見ているだけでほろ酔いしてしまう。
 しょうぶ沼から東京武道館(綾瀬駅東口)近くまで流れる親水緑道に沿って、約2㎞をゆっくり歩くのがオススメ。周辺商店街の「まち歩きラリー」もやっている。途中、幸せを運ぶ鳥・カワセミが飛んで来るカルガモの池や、コサギがカワニナをつつきに来る水車小屋もある。
 自然に癒されながら、夏へのエネルギーを蓄えたいものだ。
 花の名に負けず劣らず菖蒲の田 ―晴竹― (よ)