足立朝日

笑顔で報告会 水泳・藤野舞子選手 自己記録更新、北京で大健闘

掲載:2008年10月20日号
◆◇笑顔で報告会 水泳・藤野舞子選手
自己記録更新、北京で大健闘


 水泳2種目で北京五輪に出場した藤野舞子選手(花畑5丁目在住)が、9月8日区役所を訪れ報告を行った。近藤区長、齋藤教育長、区体育協会中村副会長、区水泳連盟高田会長が、祝いの言葉を贈り労った。
 アテネ五輪の選考会ではプレッシャーに負けて出場を逃し、一度は引退を考えたという藤野選手にとって、北京五輪はようやく掴んだ夢の舞台。決勝には進めなかったが、800m自由形では総合21位、400m個人メドレーでは自己ベストの4分37秒35を記録し、11位の成績を残した。
  コーチと立てた決勝進出の目標タイムは4分37秒50。「それまで40秒が切れなかったので、その瞬間は家族みんなでガッツポーズだった」と母の早苗さん。
大舞台での3秒もの大幅な記録更新を成し遂げた理由を、藤野選手は「1週間前は不安で泣いていたが、自己ベストを狙うことで楽しく泳げた。水泳がすごく好きなので。後半はバテずに自分の泳ぎたいように泳げた」と話す。
 目標タイムを上回りながらも決勝進出が果たせなかったのは、世界レベルの向上にある。北京後は引退も考えていたが、気持ちが変わった。
 「世界に追いつけないのが悔しすぎて。4年間自分の記録と気持ちが続いたら、ロンドンに挑戦したい」と笑顔で意欲を語った。


笑顔で北京の報告と
4年後への意欲を語った藤野選手