足立朝日

Vol.54 WASABI LIVE 2026 「四奏繚乱」

掲載:2026年7月5日号
邦楽器界のカリスマ リリオホールに降臨

 1年の時を経てリニューアルされたかめありリリオホールに、吉田兄弟(兄)吉田良一郎がプロデュースする 新・純邦楽ユニット「WASABI」が登場! ファン待望のWASABI LIVE 2026 「四奏繚乱」を贈る。
 吉田良一郎が自分のプレイスタイルを見直す作業のなかで、「和」の音楽をもっと突き詰めたいと考えるようになった一方、「このままでは民謡も、和楽器も衰退してしまうのではないか」という危機感を強く持つ。津軽三味線だけではなく、他の和楽器も交えた伝統音楽の良さを伝えるために「ライフワークとして学校公演をやりたい」――これがこのユニットの出発点となった。「日本の心・和の響き」と題した学校公演プロジェクトとして、元永拓(尺八)、美鵬直三朗(太鼓・鳴り 物)と2008年に活動を開始。2010年に市川慎(箏・十七絃)が加入し、津軽三味線/尺八/箏/太鼓による代表的な和楽器が集結した新・純邦楽ユニットが誕生した。
 2011年にユニット名を「WA」=和、「SABI」=サビ(盛り上がり)という意味合いから「WASABI」と命名。2012年にデビューアルバム『WASABI』をリリース。一般公演もスタートした。キャッチーなメロディーラインとコンパクトさを意識した構成による楽曲は、ステレオタイプにイメージしがちな雅で叙情的な世界観だけではない、迫力ある「和のバンド」のグルーヴを生み出している。2014年に「WASABI 2」、2019年に「WASABI 3」、そして2024年1月に4枚目のアルバム「BEAMING」をリリース。
 吉田良一郎の思いは深い。「民謡や古典の世界観は、現代人の生活とはかけ離れたものになり、難解と思われがちだ。先人が残してくれた素晴らしい民謡や古典の要素を使いながら、今の感性にあったアプローチで『和のカッコイイ』音楽を作ることがテーマ。新しい風を感じてもらえるおもしろいグループができたと感じている」――邦楽器界の新たなカリスマたちの迫力の演奏を、全身に浴びて楽しみたい。
【日時】9月27日(日)▼開場=午後1時15分▼開演=午後2時
【料金】全席指定5000円(会員料金あり)*未就学児入場不可
【チケット】TEL5670・2233