足立朝日

足立区発のクラフトコーラ 「アダチコーラ」 和の香りクロモジで爽やか

掲載:2026年8月5日号
 爽やかでどこか懐かしい味は、暑さに疲れた夏にピッタリ。そんなクラフトコーラ「アダチコーラ」が足立区で誕生、この6月、開発者の一人・是谷啓介さんを代表にブランドとしてスタートした。

 クラフトコーラとは、天然素材のスパイスやハーブ、果物、砂糖などを材料に、食品添加物を使わずに作られたコーラのこと。2018年に都内に世界初のクラフトコーラ専門メーカーが出来たのを機に、全国で人気が広がっている。
 一般的には希釈するシロップタイプと、そのまま飲めるストレートタイプの2種類あり、アダチコーラは前者。一番の特徴は、国産クロモジを主役にしていること。クロモジというと爪楊枝の代名詞だが、クスノキ科の植物で、枝葉は香水や生薬として利用されている、まさに和ハーブだ。
 この足立発コーラの生みの親は、区内で空手道場「韓道場」を運営している韓光勝さん。稽古後にコーラを飲みたいが添加物入りはだめという子どもの声を聞き、クラフトコーラに着目。裏方として道場を手伝っている是谷さんと、二人三脚で開発に着手した。
 パティシエの経験があるという韓さんが、レシピを担当。是谷さんによると「味へのこだわりがすごくて、何度も試行錯誤を繰り返していました」。核となるものを求めて手探りを続ける中、旅先で出会った香り袋のクロモジに「ビビッと来て」スパイスの配合が決まった。
 その他の材料はきび糖、クローブ、カルダモン、シナモン、バニラビーンズ。ノンカフェイン、白砂糖不使用なので、スッキリとした甘さ。「子どものために作ったのに、大人がハマっている」と是谷さん。イメージするコーラの味というより、スパイスが効いたジンジャーエールに近い。スパイスが苦手な人には、薬の匂いに感じるかも? シロップはかなり甘いので、まず味見しながら作ること。炭酸が苦手な人は水で割ってもよし、お湯割りやミルク割り、料理の味付けに使うこともできる。
 ラベルデザインは淡いピンク1色。舎人公園にある桜をイメージしたそうで、「レトロで懐かしむようなテイストにしたかった。銭湯に置いても絵になるし、古民家にも合います。いずれ、足立区のどこでも飲めるようにしたい」と是谷さんは話している。
 アダチコーラは、竹ノ塚駅高架下の「たけのつカー&パーク(たけパー)」で不定期に出店している他、イベントや一部のカフェやバーでも飲める。試しに1杯、いかが?

写真上/アダチコーラ。シロップなので濃さは好みで
中/生みの親の韓さん
下/Flore.bakeandcoffee(竹の塚5-5-12=竹ノ塚駅東口徒歩4分)では
夏季限定で提供。シロップも販売中