足立朝日

まちづくりの今 竹の塚、六町周辺地域

掲載:2026年8月5日号
◆竹ノ塚駅東口再開発は5年後の着工、9年後の事業完了目指す
 竹ノ塚駅周辺まちづくりは、竹ノ塚駅の高架化と共に、西口駅前交通広場の整備などが進められてきた。
 駅東西が一体となった「人が主役のまちづくり」を目指している中で、東口駅前広場の再編に合わせて、まちづくりの新たな拠点整備の検討を進めている。6月には、今後のまちづくりに関する説明会が行われた。
 そこで、①竹ノ塚駅東口の課題②地区まちづくり計画等の変更の目的③変更の項目④地区まちづくり計画変更案⑤都市計画変更素案⑥今後の予定が話された。
 課題として、主に歩行者と車の交錯箇所が多く、公衆トイレが地下にあって使い勝手が悪い点や、隣接する東武鉄道の商業ビルやUR竹の塚第三団地が管理開始から約50年以上が経過しているため更新が求められている点があげられた。
 それに対し、人々の活動の場や居場所となる公共・公益施設を配置して、建物内外から活動やにぎわいが感じられる空間を創出する、交通広場は車の進入路を竹の塚けやき大通りからの一カ所にすることで、人と車の交錯を減少させるといった方向で取り組んでいる。また、全体的に立体的かつ効果的な緑の配置も検討している。
 今後は、まちづくり計画改訂版の策定ののち、都市計画説明会の実施、都市計画手続きと進め、令和8年度末に都市計画決定・告示をする予定だ。
◆六町駅前整備に対し「できるだけ早い整備を」に多くの声
 六町駅前に誘致を計画している複合商業施設について、5月末に六町駅構内に現況パネルを設置して「オープンハウス型説明会(対話型意見交換会)」が行われた。
 説明会では、これまでの経緯や事業者ヒアリング結果をパネルで説明したり、土地の活用時期や商業施設の規模、六町公園や駅前交通広場との一体的な利活用について意見交換が交わされた。
 六町駅前の区有地は、令和5年7月に区が活用事業者と基本協定書を締結して整備を進めてきた。しかし、工事費の高騰の沈静化が見通せず、事業収支が見込めないため事業者が撤退。
 説明会のパネルに記された今年1月に民間事業者にヒアリングを行った市場の意向結果を基に、地域住民から様々な意見が出された。
 その結果「規模は一定程度見直しても、できるだけ早い整備を優先してほしい」と回答した人が143件、「時間がかかっても、大規模で充実した施設を目指して欲しい」と答えた人が55件だった。
 また、駐輪場については「駅周辺であれば別の場所でもよい」と回答した人が188件だったのに対し、「現在の駅前区有地に整備するべき」と答えた人は22件だった。
 隣接地の連携の可能性に関しては「六町公園や駅前交通広場は、隣接地と連携した整備を進めて欲しい」が172件で、「六町駅公園や駅前交通広場は、現在のまま残してほしい」が6件だった。
 今後は、地域の意向を踏まえ提案の可能性を事業者へヒアリング、活用方針(案)の策定などを進めていく。

写真上/竹ノ塚駅東口駅前の将来イメージ=足立区提供
下/六町駅前地区有地の現況案内図=同