11月23日に幕張メッセで開かれる「第21回全日本マーチングコンテスト」(全日本吹奏楽連盟・朝日新聞社主催)中学の部に、東京都代表として足立区から2校が出場する。
これまでも吹奏楽コンクールなどで全国大会出場経験のある、第十一中学校(笹サヨ子校長・弘道1)と第十四中学校(備里川正人校長・西竹の塚1)。顧問同士が旧知の仲ということもあり、日頃から交流のある両校だが、揃っての全国出場は初。
全国出場を決めた9月の都大会(有明コロシアム)では、六月中学校(池田敦彦校長)も金賞を受賞。金賞4校中3校を足立区が占めた。3校は10月の日本橋パレードにも足立区立中学校合同バンドとして参加している。
また同大会では、蒲原中が銀、千住桜堤中が銅を受賞。同時に行われた小学校バンドフェスで、千寿双葉小が金賞、花畑西小、五反野小、千寿第八小が銀賞を受賞するなど、足立区内の吹奏楽部の活躍がめざましい。
ステージ上の定位置で演奏する吹奏楽と違い、隊列を組んで移動しながら演奏するマーチングは、フォーメーションの構成を要する上、練習場所の確保が難しい。大会の規定は30m×20m。校庭での練習が必要だが運動部との兼ね合いで、小学校や公共施設を借りるなど、両校とも地域の協力を得ながら練習を重ねてきた。
●第十一中学校
昨年と一昨年は、吹奏楽コンクールで全国に連続出場を果たした。3年生にとって、マーチングでの全国は初。
部長の斉藤南さんは「都大会の予選は大成功とはいかなかった。このメンバーで全国で賞を賭けて演奏するのは最後なので、吹奏楽で行けなかった分、悔いの残らないよう、1日1日を大事に練習して、全力を出し切りたい」。
副部長の鳥海結以さんは「昨年と一昨年は、音をきれいに吹いて吹奏楽で全国に行けたから、そういう演奏しようと思っている。3年にとって最後の大会なので、生き生きとした表情で終われるようにしたい」と、それぞれ抱負を語った。
宇野浩之顧問は「マーチングは、見たお客さんが反応してくれるので、本番が終わったときの反応を期待したい」と話す。
第十一中学校吹奏楽部のみなさん=有明コロシアムで
●第十四中学校
一昨年、マーチングで全国に出場した3年生にとって、2度目となる。
部長代理・副部長の金子雅実くんは、部の長所を「普段、みんなが明るくて、学年関係なく言い合える」と評価。
一方で、秘書の山﨑美菜恵さんが「人数が多いので、音や曲をまとめるのが大変」と練習の苦労を話す。同校は部員数が多く、人数制限のある吹奏楽コンクールには選抜メンバーしか出られない現状がある。
マーチングリーダーの平松ちひろさんは「全員参加できるマーチングの方が好き。3年生引退前の最後の大会なので、金賞を取りたい」と意欲を燃やす。金子君は「どんな人が聞いても喜べるような楽しい演奏」、山崎さんは「悔いのない演奏」と、抱負を語った。
十一中の宇野顧問と十数年来の付き合いの玉井長武顧問は「全国に一緒に行こう、が夢だった。最後の幕張で叶った」と、ダブル出場を喜ぶ。
ライバル心よりも、同じ吹奏楽をやる仲間として認め合っている両校の部員たち。全国での演奏を応援したい。
第十四中吹奏楽部のみなさん=有明コロシアムで
●24日にディズニーシーで演奏
大会翌日に出場団体恒例の、ディズニーシーのエントランスで演奏する。来年から全国大会は関西に会場が移るため、夢の国での演奏は今年が見納め。ぜひ見に行こう。
演奏時間▼十四中=午前11時半▼十一中=午後12時10分予定。
これまでも吹奏楽コンクールなどで全国大会出場経験のある、第十一中学校(笹サヨ子校長・弘道1)と第十四中学校(備里川正人校長・西竹の塚1)。顧問同士が旧知の仲ということもあり、日頃から交流のある両校だが、揃っての全国出場は初。
全国出場を決めた9月の都大会(有明コロシアム)では、六月中学校(池田敦彦校長)も金賞を受賞。金賞4校中3校を足立区が占めた。3校は10月の日本橋パレードにも足立区立中学校合同バンドとして参加している。
また同大会では、蒲原中が銀、千住桜堤中が銅を受賞。同時に行われた小学校バンドフェスで、千寿双葉小が金賞、花畑西小、五反野小、千寿第八小が銀賞を受賞するなど、足立区内の吹奏楽部の活躍がめざましい。
ステージ上の定位置で演奏する吹奏楽と違い、隊列を組んで移動しながら演奏するマーチングは、フォーメーションの構成を要する上、練習場所の確保が難しい。大会の規定は30m×20m。校庭での練習が必要だが運動部との兼ね合いで、小学校や公共施設を借りるなど、両校とも地域の協力を得ながら練習を重ねてきた。
●第十一中学校
昨年と一昨年は、吹奏楽コンクールで全国に連続出場を果たした。3年生にとって、マーチングでの全国は初。
部長の斉藤南さんは「都大会の予選は大成功とはいかなかった。このメンバーで全国で賞を賭けて演奏するのは最後なので、吹奏楽で行けなかった分、悔いの残らないよう、1日1日を大事に練習して、全力を出し切りたい」。
副部長の鳥海結以さんは「昨年と一昨年は、音をきれいに吹いて吹奏楽で全国に行けたから、そういう演奏しようと思っている。3年にとって最後の大会なので、生き生きとした表情で終われるようにしたい」と、それぞれ抱負を語った。
宇野浩之顧問は「マーチングは、見たお客さんが反応してくれるので、本番が終わったときの反応を期待したい」と話す。
第十一中学校吹奏楽部のみなさん=有明コロシアムで
●第十四中学校
一昨年、マーチングで全国に出場した3年生にとって、2度目となる。
部長代理・副部長の金子雅実くんは、部の長所を「普段、みんなが明るくて、学年関係なく言い合える」と評価。
一方で、秘書の山﨑美菜恵さんが「人数が多いので、音や曲をまとめるのが大変」と練習の苦労を話す。同校は部員数が多く、人数制限のある吹奏楽コンクールには選抜メンバーしか出られない現状がある。
マーチングリーダーの平松ちひろさんは「全員参加できるマーチングの方が好き。3年生引退前の最後の大会なので、金賞を取りたい」と意欲を燃やす。金子君は「どんな人が聞いても喜べるような楽しい演奏」、山崎さんは「悔いのない演奏」と、抱負を語った。
十一中の宇野顧問と十数年来の付き合いの玉井長武顧問は「全国に一緒に行こう、が夢だった。最後の幕張で叶った」と、ダブル出場を喜ぶ。
ライバル心よりも、同じ吹奏楽をやる仲間として認め合っている両校の部員たち。全国での演奏を応援したい。
第十四中吹奏楽部のみなさん=有明コロシアムで
●24日にディズニーシーで演奏
大会翌日に出場団体恒例の、ディズニーシーのエントランスで演奏する。来年から全国大会は関西に会場が移るため、夢の国での演奏は今年が見納め。ぜひ見に行こう。
演奏時間▼十四中=午前11時半▼十一中=午後12時10分予定。