狭い路地、佇む猫、飲み屋街を行き交う人、雪景色の道路――ファインダーを通して切り取られた世界は、見慣れた日常の境界を越えて拡がっていくようだ。そんな千住の風景を写した「千住フォトグラファーズ写真展」が、9月に開催される。

主催は湯野哲弥さん(50)、伊澤直久さん(42)、奥村健介さん(37)の写真家3人。
湯野さんは本業の傍ら趣味でカメラを持ち、SNSで写真を発表している。インスタグラムのフォロワーは1万5000人で、7割が欧米人という。伊澤さんはスタジオ「伊澤写真館」を運営(7月5日号「ピープル」)。奥村さんは自宅を拠点に写真・映像制作者として、企業のPR動画や広告などを手がけている。
年齢がバラバラな3人の共通点は、千住在住ということ。伊澤さんと奥村さんはイベントで出会い、同じタイミングで独立したことから悩み相談などで親しくなった。その後、「SNSで千住の写真を撮っている人がいる!」と湯野さんの存在を知って、意気投合。「千住フォトグラファーズ」を結成した。
これまでの活動は、那須や葉山への日帰り撮影旅行。その日の朝にルーレットで行き先を決め、現地で思い思いに撮影したものを写真集にまとめ、ZINE(手作りの小冊子)を製作した。
同じ場所にいても、三人三様の視点で撮られた写真は、全く違うのが面白い。海外にも撮影旅行に行く伊澤さんは、見たことのない物への好奇心が原動力で、「街に溶け込む人を撮りたい」という。
奥村さんは、自宅での仕事の気分転換にカメラを持って散歩に出かける。5つのコースを決め、「間違い探しのように新しいもの、前とは違う景色を探すこと、形を見つけるのが楽しい」。
湯野さんは、コロナ禍で遠出が出来なくなった頃から、千住を撮り続けていて「自分にはこう見えている、というのを表現しています」。写真に猫が多いのは、千住らしさでもある。
そんな個性の異なる3人でも、雪の日に撮りたくなるのは同じで、「写真展が雪の千住だらけになったりして」と口を揃えて笑う。
◆生まれたてのギャラリーで
写真展の会場は、千住仲町の路地の一角にある洋風の一軒家「ギャラリーたまさか」。千住警察署前の道路を挟んだ住宅街で、すぐ近くに「共同書店編境」(千住仲町25から移転)、「SPICE UP CURRY ことこと、」がある。いずれもこの1、2年にオープンした空き家リノベーションの店舗で、若者を中心に人気を集めている。
「たまさか」は湯野さんが空き家を借りて、1人でコツコツとDIYしたもので、今回の写真展がデビュー。また、棚を借りている「編境」の一角も会場となる。写真にはあえて撮影者名は入れずに展示するそうで、「3人の異なる千住の見方を楽しめます」とのこと。
見慣れた千住の街の、知らない景色と様々な表情を、発見しに行ってみては。
【日時】9月19日(土)~23日(水・祝)午前11時~午後7時 ※初日午後5時~オープニングレセプション(作家3人在廊予定)
【場所】ギャラリーたまさか(千住仲町45-11)
写真上/「ギャラリーたまさか」前で左から
奥村さん、湯野さん、伊澤さん
下/写真展のチラシ

主催は湯野哲弥さん(50)、伊澤直久さん(42)、奥村健介さん(37)の写真家3人。
湯野さんは本業の傍ら趣味でカメラを持ち、SNSで写真を発表している。インスタグラムのフォロワーは1万5000人で、7割が欧米人という。伊澤さんはスタジオ「伊澤写真館」を運営(7月5日号「ピープル」)。奥村さんは自宅を拠点に写真・映像制作者として、企業のPR動画や広告などを手がけている。
年齢がバラバラな3人の共通点は、千住在住ということ。伊澤さんと奥村さんはイベントで出会い、同じタイミングで独立したことから悩み相談などで親しくなった。その後、「SNSで千住の写真を撮っている人がいる!」と湯野さんの存在を知って、意気投合。「千住フォトグラファーズ」を結成した。これまでの活動は、那須や葉山への日帰り撮影旅行。その日の朝にルーレットで行き先を決め、現地で思い思いに撮影したものを写真集にまとめ、ZINE(手作りの小冊子)を製作した。
同じ場所にいても、三人三様の視点で撮られた写真は、全く違うのが面白い。海外にも撮影旅行に行く伊澤さんは、見たことのない物への好奇心が原動力で、「街に溶け込む人を撮りたい」という。
奥村さんは、自宅での仕事の気分転換にカメラを持って散歩に出かける。5つのコースを決め、「間違い探しのように新しいもの、前とは違う景色を探すこと、形を見つけるのが楽しい」。
湯野さんは、コロナ禍で遠出が出来なくなった頃から、千住を撮り続けていて「自分にはこう見えている、というのを表現しています」。写真に猫が多いのは、千住らしさでもある。
そんな個性の異なる3人でも、雪の日に撮りたくなるのは同じで、「写真展が雪の千住だらけになったりして」と口を揃えて笑う。
◆生まれたてのギャラリーで写真展の会場は、千住仲町の路地の一角にある洋風の一軒家「ギャラリーたまさか」。千住警察署前の道路を挟んだ住宅街で、すぐ近くに「共同書店編境」(千住仲町25から移転)、「SPICE UP CURRY ことこと、」がある。いずれもこの1、2年にオープンした空き家リノベーションの店舗で、若者を中心に人気を集めている。
「たまさか」は湯野さんが空き家を借りて、1人でコツコツとDIYしたもので、今回の写真展がデビュー。また、棚を借りている「編境」の一角も会場となる。写真にはあえて撮影者名は入れずに展示するそうで、「3人の異なる千住の見方を楽しめます」とのこと。
見慣れた千住の街の、知らない景色と様々な表情を、発見しに行ってみては。
【日時】9月19日(土)~23日(水・祝)午前11時~午後7時 ※初日午後5時~オープニングレセプション(作家3人在廊予定)
【場所】ギャラリーたまさか(千住仲町45-11)
写真上/「ギャラリーたまさか」前で左から
奥村さん、湯野さん、伊澤さん
下/写真展のチラシ











