足立朝日

「ロボスポ大会」 ステップアップで2回目開催

掲載:2026年11月5日号
 「第2回ロボスポフェスタin あだち」が9月22・23日、ギャラクシティで開催された。
今回は、出場方法やチーム編成を刷新。競技種目も、第1回で行った小学生以上対象・相手チームのボール争奪戦の「ロボラリー」「ロボDASH」に、新競技・中学生以上が対象の「ロボボード」「ロボ陣」が加わった。新競技前者は、ボールをロボットで運んで盤面の台座に並べ「ビンゴ」をつくるチーム対戦型。後者は、ロボットで相手チームの陣を攻め、その獲得を競う。激闘の末、次のチームが優勝・準優勝・PTC特別賞を獲得した。
【ロボラリー】▼優勝=梅島タイガーズ▼準優勝=藤沢ロボリンクスC
【ロボボード】▼優勝=2%
【ロボDASH】▼優勝=藤沢ロボリンクスB▼準優勝=MPKセントラルA
【ロボ陣】▼優勝=Adachi-Buffalos
【PTC特別賞】▼ロボボード=0922ロボボード▼ロボラリー=トラマメA▼ロボ陣=Flying Cow▼ロボDASH=藤沢ロボリンクスA
 ロボットスポーツは、ロボット操縦技術を学ぶだけではなく、試合において仲間と作戦を練り、個々役割を担って試合の状況判断をしながら「チーム」で勝利を目指す。これを推進・主催するのは一般社団法人ロボットスポーツ協会(RSA/標祥太郎代表理事)だ。同協会広報部長の中山宗弘さんは「足立区は、第1回の公式大会が開催された、ロボットスポーツにとって大切な出発点」と考える。足立区、ギャラクシティ、ヤオキン商事(ギャラクシティ指定管理者)は、RSAのビジョンに共感して伴走。今年度から一部の施設にレーザー加工機と3Dプリンターを導入し、日々運用。それらを利用して、今年7月からは、区内8カ所の地域学習センターや近隣の公共施設等でロボスポのワークショップを開催し、応募した約200人が、切磋琢磨し合ったという。
 「ステップアップしたいと思う時、『目標にして憧れられる存在』が大事。今回、新種目は改造車を使用したが、それを見た小学生チームが刺激を受けている様子を見て、『憧れ』の部分が少し達成できたかなと感じる」と成果を喜ぶ。さらに「2030年の世界大会を目標に掲げるが、その前に全国大会がある。地域で展開した先の全国・世界大会がロボスポのつくりたい未来」と抱負を語る。
 同じくRSAのビジョンに共感し、ソフトウエアを提供してサポートするのがPTCジャパンだ。米国を本社とする同社は要所に支社を持ち、ものづくり用のソフトを開発・販売する。ソリューションズ コンサルティングディレクターの財前紀行執行役員は、ロボスポ協賛の理由と意義を、次のように語る。「ロボスポは子どもたちが楽しく『ものづくり』を体験できる場所。ここで人材が育つことは『明日のものづくり』を支える世代が育つことなので、集中的にサポートしたい。第1回・2回と参加して、イベント自体が成長していることが喜ばしい。今後、子どもの教育の現場に、AIの要素が入る可能性がある。当社のソフトウエアの進化した部分も使って、子どもたちが『こういう仕事をやりたい』と思えるような影響を与えられるように今後も継続して支援したい」
 財前執行役員は「子どもの発想力の豊かさに感心することが多い。失敗を恐れず、何でも思い切って挑戦してほしい」と子どもたちに願う。
 これらの協力を得て、RSAは今、地域展開を地道に行い、世界大会の夢に向かって邁進中だ。

写真/熱戦のロボスポ大会(写真提供=一社ロボットスポーツ協会)


中山広報部長


財前執行役員