区の緑化推進に携わっている「緑の協力員」の保存樹木勉強会が、10月3日に開かれ、全15人中、13人が参加した。
花畑在住の樹木医・古谷信さんを発起人に、区まちづくり課と連携して進めてきたもの。4回目のこの日は、治療された保存樹を観察して回った。
最初は区役所ロータリーのイチョウからスタート。全て同じ時期に植えられたが、内3本が弱り治療が施されている。他の樹に比べて明らかに葉が少ないのがわかる。
以前行われたロータリー改修工事で、根元の植え込みを小さくしたことなどにより、水と空気が土に通らなくなって窒息したことが原因という。まちづくり課の臼倉係長と古谷さんが、治療方と合せて説明。協力員たちは熱心に聞き入っていた。
一行は歩いて移動し、国土安穏寺にある倒木回避の治療がされたケヤキ、アブラムシによる葉枯れ治療と支柱の設置がされた陣屋のマツ(島根)を観察した。
「3カ所とも原因は根。土から、どれだけ大切な窒素を取り入れられるかが重要」、と古谷さん。根元が踏み固められて土中の空気の流通が悪くなると、植木に悪い影響を与えると説いた。
参加した堤十九夫(とくお)さん(64)は「勉強になりました。みんなが緑の保全に興味を持ってくれれば」と話した。
支柱を設置した樹齢300年の松を観察
花畑在住の樹木医・古谷信さんを発起人に、区まちづくり課と連携して進めてきたもの。4回目のこの日は、治療された保存樹を観察して回った。
最初は区役所ロータリーのイチョウからスタート。全て同じ時期に植えられたが、内3本が弱り治療が施されている。他の樹に比べて明らかに葉が少ないのがわかる。
以前行われたロータリー改修工事で、根元の植え込みを小さくしたことなどにより、水と空気が土に通らなくなって窒息したことが原因という。まちづくり課の臼倉係長と古谷さんが、治療方と合せて説明。協力員たちは熱心に聞き入っていた。
一行は歩いて移動し、国土安穏寺にある倒木回避の治療がされたケヤキ、アブラムシによる葉枯れ治療と支柱の設置がされた陣屋のマツ(島根)を観察した。
「3カ所とも原因は根。土から、どれだけ大切な窒素を取り入れられるかが重要」、と古谷さん。根元が踏み固められて土中の空気の流通が悪くなると、植木に悪い影響を与えると説いた。
参加した堤十九夫(とくお)さん(64)は「勉強になりました。みんなが緑の保全に興味を持ってくれれば」と話した。

支柱を設置した樹齢300年の松を観察