足立朝日

たんぽぽの会 検診呼びかけ ピンクリボンウォーク

掲載:2008年12月5日号
 乳がんの自己検診と早期発見・治療の重要性を広く訴えるため、ピンクリボンウォークが10月30日、千住で行われた。
 千住総合保健センターを拠点に活動している足立区乳がん体験者の会「たんぽぽの会」(高村幸子代表)主催で、5回目。
 乳がんは日本人女性のがん罹患率1位で死亡率も増加しているが、自己診断で早期発見でき、早期治療により生存の確率が上がる。足立区の乳がん検診受診率は、今年は昨年度の5・6%から7%に増える見込みだが、国が目標とする50%にはほど遠い。

 北千住駅西口のマルイ前に集まった約110人の参加者に、高村さんは「ピンクリボンは世界共通のマーク。検診の大切さを知って」と呼びかけた。一行はピンクのバンダナや「セルフチェックしませんか」「早期発見が大切です」と書かれたゼッケンやたすきを身につけ、2コースに分かれて出発。近藤やよい区長も横断幕を掲げ、長円寺や勝専寺など名所を辿った。
 ウォーク後は東京芸術センターで、駒込病院乳腺外科部長の黒井克昌氏の講演や、初めてマンモグラフィー検診車を使った予防体験を行った。


「乳がんのキャンペーン中です」と呼びかけながら、千住の街をウォーク